鷺沼やすなのレビュー一覧

  • アンチロマンティストの憂鬱  2

    Posted by ブクログ

    両親を亡くし、生活の為にオカマバーで働く稔は、謎めいた男・城山と出会う。突然くどかれて戸惑いながらも、時に情熱的に、時に家族のように優しく包み込む城山に、ゆっくりと心を開く稔。だからこそ、過去について頑なに口を閉ざす城山に、もどかしさをつのらせていくが…。甘いラブラブに励む二人と、彼らを取り巻く優しい人々のその後・描き下ろし番外編「180日後。」を収録した、感動の完結編!

    0
    2013年04月21日
  • 夢の卵

    Posted by ブクログ

    文庫版。イラスト今市子。エロさは期待しないでください。すぐ傍らにいることが当たり前だった人が、突然13年分の記憶をなくし11歳の子供に戻ってしまう・・・。一抹の寂しさとじんわりと湧き上がってくるいとおしさが味わえますよ。これは本当に本当にイイです!!

    0
    2010年09月27日
  • 夢の卵

    Posted by ブクログ

    切ない。幼児退行してしまった恋人。11歳の精神状態になった受に戸惑う攻。それまでクールで控えめな年下の恋人の過去など知らずにいた太夏志が、詩草の生きてきた背景を知ろうとしながら、子供になってしまった詩草に惹かれていく。
    プレゼントの傘などの直接的なエピソードはもちろん、最後の会話での詩草の表情などの語られなかった部分にも、切なさを感じてやるせない読後感。
    喪ってしまった子供の詩草に、悔恨とそして決してそれだけではない想いが残る攻の気持ちが痛いくらいに伝わる。
    切なくて寂しいけれど美しい物語。哀切ってこういうことなのかなと思った。

    0
    2017年05月30日
  • アンチロマンティストの憂鬱  2

    Posted by ブクログ

    2巻はけっこう駆け足だったな。ちゃんと解決できてスッキリ。でも過去は切り離せないものだから、何かの拍子にこの幸せが崩れてしまわないか少し不安。

    0
    2016年11月05日
  • アンチロマンティストの憂鬱 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    親の借金と弟妹の世話のために女装バーで働く主人公。本人はゲイでも女装家でもない全くのノーマル。店で出会った金回りのいいゲーム会社社長と家族ぐるみで仲良くなるが、過去については秘密が多い。そんななか、過去を知る男が現れて終わってしまったー!2巻まだでてないのかな?続きものだと思わなくて読んでしまったー!

    0
    2016年11月05日
  • アンチロマンティストの憂鬱 1

    Posted by ブクログ

    男との恋も、SEXも、僕にとっては全てが初めての経験だった…。
    両親を亡くし、幼い妹と弟のために女装バーで働いている稔。
    そこに客として現れた城山寛は、どこか「ワルい男」の匂いがした。
    それでも惹かれる気持ちは止められなくて、キスを許してしまう。きっと、このままその先も――。
    かつての片想いの相手、会社を立ち上げるために使われた巨額の現金。
    好きになるほど、城山の隠された過去が気になる稔。
    しかし、話すことを拒まれ、溝が深まるばかりで…!?
    危険な香り漂う、スイート&メロウなラブストーリー!!

    0
    2013年04月21日
  • 夢の卵

    Posted by ブクログ

    記憶の後退や記憶喪失ものはBLではある種の定番。何故記憶に障害が起こったのか、記憶に障害が出る前の人格と、障害に因って生じた人格を、相対する人間がどう接するのかを苦悩する様と、障害を抜けて元に戻る戻り方の妙、と言うのはミステリを読む醍醐味に非常に似ていると思う。なんでも屋の作家・太夏志と、彼の身の周りと取材協力をしている同棲中の恋人でもある詩草。詩草は感動や表情の起伏の薄い、いつも丁寧な言葉で喋る、年齢よりも落ち着いた印象の青年だったのが、伯父の葬儀に実家に戻って帰ってくる道中で記憶の退行を発症して、11歳の、母と暮らしている少年の心に戻ってしまう。太夏志は11歳の内気で繊細で心細そうな詩草に

    0
    2012年07月16日
  • 夢の卵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    BLかと言えばそうでもなく。JUNEかと言われるとちょっと違うような。
    半々の要素があるような。ないような。
    恋愛小説と言い切れるほど恋愛でもない。
    昭和の匂いがする少し古い感じを受けるけれど、心の問題を取り扱っているので古くて新しいテーマだと思います。

    主人公が恋人への持つ「恋情」的な面と「父性」的なのバランスが絶妙です。なんていい男なんだと。
    理想の男性過ぎて、魅力があってそのあたりはBLに出てくる理想の男性像なのかなーと。身勝手なところもあるけれど、相手を思いやれるいい男。
    そんあ彼から無償の愛情を受けるもう一人の主人も繊細ではかなげで。心に影のある。でも、心の優しい芯の強い人で。やは

    0
    2012年06月22日
  • 夢の卵

    Posted by ブクログ

    カテゴリーとしては、記憶喪失…ものなのでしょうか…

    初読み作家さんですが、凄く良かったです
    BLともJUNEとも言いがたい…
    文学作品みたいな雰囲気のある作品でした

    傘のエピソードにグッときました…

    0
    2012年12月16日
  • アンチロマンティストの憂鬱 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3組のカプのお話が収録されています。
    タイトル作品は、途中までで続きは2巻目に・・・
    って感じなところで終わってます(^^;;
    続きがすごく気になる
    タイトル作品は、続きがどうなるか次第ですね。
    後、「読めない男」って、わかりずらい男?って感じでしたね・・・

    0
    2014年08月24日
  • アンチロマンティストの憂鬱  2

    Posted by ブクログ

    続きを楽しみにしていただけに、ちょっと物足りなさがあった。話し自体はちゃんとまとまって終わっていたが。

    0
    2013年03月17日
  • アンチロマンティストの憂鬱 1

    Posted by ブクログ

    書かない小説家・鷺沼やすな原作に釣られて買ったら話が終わってなかったの巻。
    それでもまあ面白かったけど、未完だけはやめてくれ

    0
    2010年08月11日
  • 鍵とチョコレート

    Posted by ブクログ

    08/5/1
    表題作は生徒と教師の話。
    ぐるぐると悩んでいる姿が読んでてところどころイラッとしました。
    文章は文学的なので好き嫌いが分かれそう。
    私は嫌いじゃないけど気分が沈んでるときは受け付けないかも。

    0
    2009年10月07日