大島資生のレビュー一覧

  • 日々の会話が華やぐ大和言葉

    Posted by ブクログ

    恋衣(こいごろも)。体にまとわりついているような恋を衣に例えた言葉。恋をしている人はウキウキと心を躍らせていて、周りの雰囲気まで明るくしてくれる。まるで輝きをまとっているように見えるところから「恋衣」という言辞が生まれた。
    「花明かり」「梅雨明かり」「零れ萩」「春隣」(はるどなり)「花笑み」・・・・・・・日本語の原点とも言える美しい言葉。漢語、外来語では決して表現できない微妙な心の動きと繊細な風景描写がある。大和言葉のやわらかな響きに心癒された。

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    2015年09月29日