栄陽子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
迫力のある本である。書いている本人もバイタリティあふれる人物だと思ったら、やはり団塊の世代で、しかも大阪女。なかなかの自信家、自慢垂れである。書いてあることは一々もっともなことでうなづける。日本人は英語を学びに行こうとするから失敗するのであって、英語で他のなにかを学びに行かなければならない。その根本は、ハングリー精神の欠如から来ているというのである。生きる力が薄いというのは、豊かになった日本の宿命ではあるが、アメリカに行けばなんとかなるでは、人生を本当に棒に振ってしまう。本書はアメリカに留学に行く人にとって、アメリカの大学の仕組みがどうなっているのかを知る格好の指南書であると同時に、他の国に
-
Posted by ブクログ
留学に少し興味があったので購入した。著者は留学業界では有名な人。これを読んで教えられたことは、少し興味があるので、くらいの気持ちで留学にのぞんではいけないということ。相当な覚悟と意欲を持ち、そして事前の下調べを充分にしてからでないと留学は失敗に終わる。そしてそれがあなたの人生を棒に振ってしまいかねない、こういったことが書かれている。もちろん、そのような暗い面だけでなく、留学することの意義やメリットなど明るいことも書かれている。全体的にとてもタメになる本だと思う。ただいくつか筆者の認識に?と感じてしまう箇所があったのでこの評価。2008-03-8
-
Posted by ブクログ
無知な学生が留学仲介業者のカモにならないための処方箋が書いてある。本の中で留学先は主にアメリカを想定しており、アメリカの教育システムがよくわかる。要は英語だけできても日本語ができる外国人を無条件で東大に入れたりしないのと同じで幅広い教養と卒業するだけのバイタリティが必要でっせ!ってこと(もちろん英語力がないのはそもそもアウト)。それと、日本人は英語「を」勉強しに行くけど、他国の留学生は英語ができるなんてあたり前でスキルアップを図りに行くという目的に根本的なちがいがあることも指摘されている。確かに、狭い島国で偏差値のことばかり考えて大学に入ったと思ったらここぞとばかりに遊びまくる。就活が近づくと