鈴木利宗のレビュー一覧

  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    香山リカについて知りたくて読書。

    著者の著書とは異なる一面を知ることができる。価値観の多様化が進む中でこの生き方が絶対正しいなんて定義は説得力を持たない。自由となり選択肢が増えれば増えるほど人間の悩みも増えてくる。人間のそんな矛盾した存在が不思議だ。

    選択肢がない国家、社会のほうが思考停止でいら...続きを読む
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    確かにゆるく生きていると思うけど、
    香山さんがつらつらと、淡々と書いているのは
    彼女の努力やもともとの賢さもあると思う。

    大学も就職もちゃんとできていて
    恋愛もそこそこ幸せで
    現状に満足できているからこそ
    こんな本が出せるのではないかな?

    これを読んで、何度彼女になりたいと思ったか。
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    だましだまし生きる生き方を推奨してくれる本かと思ったら、著者の自叙伝だった。いろんなところに逃げ場をつくりながら生きてくのって、いいね。
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    香山リカさんの半生を鈴木利宗さんが取材してまとめた本です。
    香山さんの著作はだいたい読んでいますが、彼女自身のことだけが描かれている本はなかったので、新鮮でした。

    タイトル通り、そういうのも悪くないよね、って思えるような内容だと思います。
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    香山リカさんとは同い年である。
    だからどうということでもないのだが、やはり時代の影響というものは無視できない気がする。同じ時に同じ社会情勢を見ているわけだし。
    似たような感覚を持っているんだなと思う箇所がいくつもあった。
    白黒つけるのが苦手、と述べているところは笑ってしまった。私もまさに白黒つけるの...続きを読む
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    気になる独身女性の先輩のお一人で、エッセイっぽいのは初めてという帯につられて読んだ。
    ふつうのお方なんだ、とよい意味で驚いた。
    こちらは精神科医にお話を聞いてもらっている身だけれど、精神科医の方が日々をどのように過ごしているか、かいま見えた気がする。
    親への依存度が高いなど、共通点もあってドキリとい...続きを読む