竹内康浩のレビュー一覧
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ネタバレポーの「犯人はお前だ」
私はこれかはラトルボローの町の謎を解いていきましょう。
奇跡。
金持ちのバーナバス・シャトルワージーさんが行方不明。
馬に乗って出たが、2時間後に馬だけが戻ってきた。馬、傷があり、泥だらけ。
捜索。チャリー。
馬の足跡をたどる。池。
排水すると、ペニフェザー氏のベスト。血がついて破れていた。
ペニフェザー、疑われる。
ペニフェザー、逮捕。
グッドフェロー、スパニッシュ・ナイフを拾う。ペニフェザー氏のもの。
お宝を発掘する儀式の間。
箱から死体。
死体は、グッドフェロー氏を見て「犯人はお前だ! 」
自白。
グッドフェロー氏が馬から発見した銃弾から分かった。馬の体に入 -
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ポーの短編「犯人はお前だ」には隠された謎がある。
それは作者から読者への挑戦状。
詳細に作品の内容を検証し、未解決事件を解明してゆく。
・まえがき
序章――「犯人はお前だ」全文訳
第一章 挑発 第二章 矛盾 第三章 未解決殺人事件
第四章 鏡像 第五章 もう一つの完全犯罪
第六章 デュパンの誕生
第七章 アナリシスとアナロジー
第八章 謎のカギをひねり戻す
・あとがき ・註解
・解説――メタ物語の楽しみ 巽 孝之
貸出延長してまで読み深めてしまいました。
前半は「犯人はお前だ」を徹底的に検証し、解釈を提示。
これが推理小説の如くで、ワクワクしながら読んだ。
ふーむ鏡像関係か。オリジナルとコピ -
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ポーの短編「犯人はお前だ」への新解釈を提示する本。
「犯人はお前だ」はラストの死体が突如動き出し犯人を名指しするという仕掛け以外あまり見るところのない作品という認識を覆すもの。著者の竹内康浩は冒頭に提示されるオイディプスの名をはじめとした些細な違和感と作中の矛盾を検証し、作中明示的に描かれることのない未解決のままにされた殺人事件の謎を解き明かしていくという文芸評論なのにほとんどミステリ小説のような内容。読んでいて子供の頃読んだ高木彬光の「成吉思汗の秘密」のようなエキサイティングかつ説得力のある検証とほんまかいなという胡散臭さがない交ぜになった感覚を思い出した。
後半は、前半の「犯人はお前だ」 -
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『しかし、たいていの人は、古池がどこかの古寺にでもあって、その周囲にうっそうとした木々が生えている景色などを思い浮かべてしまう。そして、その静謐な雰囲気のなかで蛙が生んだ水の音が聞こえてくる、と想像する。つまりは、蛙の音は古池の周囲に広がる静寂を際立たせる仕掛けのようなものだと見なしてしまう。だが、本当の主役は蛙の音であって、古池の静けさではない。人が主客を取り違えてしまうのは、推論による分析をするからだ。つまりは、「意識の尺度」でこの句を測ろうとするからだ。そう鈴木は断じる。むしろ、この句の本当の狙いは、そんな意識の尺度自体を破壊することにある。人を意識の外側へ、思考不能の領域へ、あるいは無
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小説を読むとはこんなにもスリリングな体験だったのか!、という思いを与えてくれる驚愕の書。ただでさえ謎が多い作家、サリンジャーの傑作「バナナフィッシュにうってつけの日」を主軸に、グラス家の謎、そしてサリンジャー自体の謎に迫る文学評論。
短編集『ナイン・ストーリーズ』の冒頭を飾る「バナナフィッシュにうってつけの日」では、グラス家の長男でシーモアが動機不明の拳銃自殺を遂げる。この長男の自殺は残る兄妹たちに大きな影を投げかけ、続く『フラニーとゾーイ』などの様々な作品を貫く1つのモチーフとなっている。
しかし、本当にシーモアは自殺だったのか?、という問から本書は始まる。この謎を解き明かすために本書で -
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「犯人はお前だ」を題材にした評論。アガサクリスティーのあの小説のような語り手が犯人であるという叙述トリックの起源を追っていたら実はポーのこの小説がそうであるという評論に行き当たり読んだ。(ただし明示的なものは1917年スウェーデンのドゥーセによるスミルノ博士の日記、日本では谷崎潤一郎の「私」が初出のようでどちらもクリスティよりも早い。谷崎は独自に思いついてそれを自慢に思っていたようだ。当時からスミルノ博士の日記は有名ではなかった模様。)確かに犯人はお前だ、をサラッと読んだくらいでも不可解な部分に気がつく。プロローグのオイディプスに対する言及や、そもそも語り手を設定する必要性が見当たらないという
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謎ときエドガー・アラン・ポーに次いで竹内氏の本を読むのは二作目。この著作でもその眼光紙背の読み解きは健在。
ポーの「犯人はお前だ」の解釈よりも納得する人が多いのではないだろうか、何よりもこの解釈だと圧倒的にサリンジャー世界を面白く読める。
最終作であるハプワースを十数年の後に発表し、劇中の過去(現実世界の未来)から劇中の未来(現実世界の過去)を語って見せるというのは禅の視座でとらえればなかなかの試み。この最終作で過去・現在・未来が統一的な意味をなくし畳み込まれる。
例えばフラニーとゾーイーでは文章中にシーモアが禅を学んでいたことが示されるので、そのような読み解きは自然だが、AIに聞いたところ -
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エドガー・アラン・ポーの短編『犯人はお前だ』の構造を分析、隠された謎を解く。後半はデュパンシリーズや『アッシャー家の崩壊』、『黒猫』など他の有名作品にも応用していく。
『犯人はお前だ』は初めて読んだが、よくある短編集の中の一つとして読んでいたら、「うーん、推理やトリックは何だか粗くてよく分からないし、これはイマイチ刺さらなかったなあ……」で終わってたことだろう。
「オリジナル(実像)とコピー(虚像)という鏡像関係を見出し、一つの事象を深掘りするのではなく、水平方向に広がっている別の事象に目を向けることで、相互の二重構造、反転構造という関係性を明らかにする」という分析手法で著者が小説の構造を明