ニッポン放送のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
深夜ラジオといえばオールナイトニッポンと言っても過言ではないと思いますが(私はJUNKも大好きです)、この本では55周年を迎えたオールナイトニッポンの記念として10人に作家の方々が自分の歴史や担当した番組について、パーソナリティについて書いている本。
radikoもあり最近ではラジオ人気が静かに盛り上がってきている感もありますが、それでもマイナーなメディアですよね。その中でパーソナリティではなく放送作家さんに焦点を当てていてラジオ愛を感じます。リスナーからするとたまに会話に出てくるPやD、そして作家さんってどんな人なんだろうって想像しちゃうんですよね。その裏方さんの思いみたいなものを垣間見れ -
Posted by ブクログ
1. 自分がパーソナリティなので、プロの人たち目線でラジオにどう向き合っているのかを知りたくて読みました。
2. 10人の著者が自身のラジオに出会ったきっかけや今、携わっている中で感じていることを述べながら未来に向けて自分がどうしたいかを述べています。
ラジオを作る側、ラジオを通して発信していく側の人たちが常日頃からどのような考え方をしているのか、楽しく読めるのがこの本の魅力です。
3.10人の著者がそれぞれ語るラジオへの思いがとても伝わってくる本でした。
やはり、日頃から言語化している仕事なので感情を伝えるのがとてもうまいです。当時の状況や心境が手に取るようにわかってきました。
私自身 -
Posted by ブクログ
放送作家ってけっこう特殊な職業だなと思う
オールナイトニッポンに関しては普通に作家の笑い声が入るので存在は意識させられるけど
今ではすっかりミステリ小説家ナインティナイン担当小西マサテル氏の話を読め、先日のナイナイ縁日はめちゃイケ過ぎるノリにアイドルがキレそうと発言し久しぶりに神回だった歴代最長ナインティナインのオールナイトニッポン
聞いた人はリタイアがたくさんいただろうフワちゃんのオールナイトニッポン(10秒間で何回男性器を話せるか対決するというとんでもない回があった)そら、終わるわなと暴言騒動時もラジオリスナーは誰も驚かなかった
その後を受け、リスナーとのノリが型にハマりだしすごい番組に -
Posted by ブクログ
ラジオで最もメジャーと言っても過言ではないオールナイトニッポンの中で,作家に着目し,作家に至るまでの経緯と作家になってからの仕事について描かれた作品。特に感銘を受けたのは,作家になるまでの努力の描写だ。実際のラジオで読まれるハガキがどんな内容なのか,誰が多く読まれているのかなどを研究し,毎週100通ハガキを送ることを習慣としながら,そのハガキ全てに赤ペンで作家になりたいと書くことで,ディレクターやパーソナリティに熱意を伝える行動は狂気性を感じた。中には,ニッポン放送で出待ちをし,直接訴えかけるものもいた。好きから生まれた行動の熱にとても驚かされ,その好きから生まれた熱をベースに番組が作られてい
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Posted by ブクログ
ネタバレテリー伊藤さんからも思考回路的な影響はメチャメチャ受けてます。メデイアに出始めた頃のテリーさんって、必ず世の中が思ってることの反対を言ってたんですよ。たとえば、まず「パパ活で問題になってる議員、いいですね!」って言ってみるんです。そこから、いろんな切り口を使って「いい」って肯定する方向のロジックを組み立てていく。「人と違う考え方をするってこうなんだな」って勉強になりました。テリーさんってどの番組でも、まったく無名のシロウトだったり、売れてる芸能人じゃなくて、あえてみんなが「あの人は終わったな」って思ってる人を使うんです。そのときパワーがない人に対して、あえて「いいですね」って肯定しちゃうこと
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Posted by ブクログ
面白かった!
オールナイトニッポンを聴いていると、作家さんの名前はよく聞くし、寺ちゃんみたいに有名な方もいるけど(最近だとこのミスを取った小西さんが一気に有名になったけど)、基本的にラジオを裏で強力に支える人たちがオールナイトニッポンやそのパーソナリティー達を語るのは、コンテンツとしてめちゃくちゃ面白い。とっても良い!
放送作家になるまでの経緯も、本当にラジオ好きが高じてなった人もいればそうでない人もいて、でも会社員みたいに入社すればその役割がもらえるわけではない、椅子の少ないその役割に、辿り着くまでのみなさんの努力は本当にすごいと思いました。そしてやっぱり職人の世界だなぁと思います。
そん