川中大樹のレビュー一覧

  • ラストボール

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    高校野球で活躍し今はスポーツライターとして
    生きる男が主人公
    死んだ仲間の残したノートが盗まれた
    そこから少しずつ明らかになる事実と謎
    そして・・・
    物語は展開よく楽しく読めました
    また高校野球の熱さも感じられました
    よかったです

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    2022年05月01日
  • 私刑

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    川中大樹『私刑』光文社文庫。

    文庫化されたので再読。

    前科者を狙った連続猟奇殺人事件を巡る警察ミステリー。最後の最後まで予断を許さぬ展開。途中で犯人の正体が見えて来るものの、リーダビリティは高い。

    辻堂で発見された女性の変死体。下着姿で椅子に拘束された上に全身を切り刻まれるという猟奇的な犯行。被害者の女性には、かつて暴走族に所属し、敵対する少女を刃物により殺害していた過去があった。事件を追うのは、神奈川県警の女性刑事・佐倉真理子と真理子の幼馴染みで報道キャスターの水瀬智世の二人の女性だった。

    日本ミステリー大賞受賞の『茉莉花』はヤクザが主人公のハードボイルドであったが、第二作の『ラスト

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    2017年09月21日
  • ラストボール

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    物語全体に漂う陰鬱な空気を最後に全て吹き飛ばすようなスカッとするラストが兎に角良い。日本ミステリー大賞受賞の前作『茉莉花』はヤクザが主人公のハードボイルドであったが、この第二作は元高校球児のスポーツライターを主人公にしたスポーツ・ミステリーである。

    主人公のスポーツライターの島野は神奈川の高校野球の強豪校の4番を務めた元高校球児であった。島野は13年前に事故死したライバル校のキャッチャー・中尾の戦術ノートを手にしたことから、高校野球界を巡る秘密に触れていく。そして、島野が後悔仕切れない、あの夏の真実は…

    前作の『茉莉花』も最後の最後まで読ませてくれたが、本作もまた期待通り、最後の最後まで読

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    2015年09月01日
  • ラストボール

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    かつて名門校で4番を打ち、現在はスポーツライターをしている島野は高校時代のライバル校のエース紀田の決め球「二軸スライダー」の謎と紀田とバッテリーを組んでいた男の死の謎を解こうと彼の戦術ノートと日記を借り受けるが、暴漢に襲われそのノートを奪われてしまう。
    魔球と球友の死の二つの謎解きでストーリーが進んでいくが、魔球の正体は途中で何となくわかってしまったが、その謎解きのなかでスコアブックを使うなど野球好きには楽しめる内容だった。

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    2015年08月21日
  • ラストボール

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    スポーツライターの島野は元高校球児。最後の夏で味わった魔球『二軸スライダー』の屈辱が、未だにトラウマである。取材により相手チームの捕手の戦術ノートを預かるが…。知られざる高校野球の真実が暴かれる長編ミステリー。
    野球好きには堪らない内容である。以前、NHKのドキュメンタリーで横浜vsPL学園の戦術を知った時もかなり驚いたが、今回ほそれ以上にえげつない。ゲームの中に存在する『間』の中で、非常に高度な駆け引きが行われているのが野球。だから面白い。

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    2017年02月23日
  • ラストボール

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    ネタバレ

    貧しい家庭環境云々ややくざの登場は使い古されたパターンで、ミステリーとしてはかなり物足りない。テーマは野球好きの人向けだが、ストーリーの軸になる謎の答えは野球をある程度知っていれば早い段階で分かってしまうのではないだろうか。謎が解かれたあとに残るもう1つの疑問・・ラストは気に入った。

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    2015年09月24日