西野喜一のレビュー一覧

  • 裁判員制度の正体

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    裁判員制度がどれだけいい加減な制度で、憲法に違反しているか。国民のプライバシーも侵害するわ、果ては経済にも打撃を与える??!


    一番びっくりしたことは、「裁判員制度は重大な刑事事件が対象」なのに、裁判員制度を作った人たちの中に、刑事事件の専門家がいなかったということ!!おそろしや。


    裁判員に日当等を出さなければならないけど、それって税金だよね?? 裁判員が裁判に出席するために、仕事を休まなければいけない。企業が有給休暇として扱ってくれるとは限らないし、自営業の人にいたっては、商売を休んだ分の保障は、どこからもでない。

    また国民が逃げ出さないように、「裁判を迅速に行うこととする」と

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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    これは読んだ方がいいです。

    内容は、どれだけ「裁判員制度」が未熟な制度であるのか。
    国民の事をどれだけ理解せずに作られ制定された制度なのか。
    そういった事が書かれています。そして要約すると、

    1.裁判員制度を撤廃しろ!
    2.不満や不備など、現行制度においてもっと望まれ改革できる部分がある!
    3.例え始まっても、テクニックで裁判員を辞退できる!

    以上の3つです。


    本書を詳しく読めば分かるのですが、本当にこの制度は劣悪です。
    まったく国民の事を考えていない。そして、この制度自体意味がない。

    例えば、裁判員制度が実施されるのは「劣悪な事件」の一審だけです。
    つまり、殺人や放火、銀行強盗な

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    2009年10月07日
  • 裁判員制度の正体

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    尊敬する教授の最新刊。裁判員制度を徹底糾弾してます。同制度に批判的な立場からの意見を理解するには最適の書。

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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     裁判員制度発足以前の2007年に出版された制度への批判的の書である。裁判員制度にはデメリットがあまりにも多く実施すべきではないという意見だ。
     制度上の問題点を多方面から並べ、素人に人を裁くのは無理だと主張する。くじ引きで被告人の生死が決まったり、裁判員の生活に甚大な影響が及ぶことが法律上も許されないというのだ。
     2009年に始まった裁判員制度も10年目を迎えようとしている。この間にも凶悪事件に対する裁判は幾つもあったが、裁判員はどのように振る舞ったのであろうか。

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    2019年03月16日
  • 裁判員制度の正体

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     国民が殺人犯を直接裁く裁判員制度が,あと一年と少しで始まるという。裁判員という言葉は聞いたことがあったが,内容はよく知らなかった。しかし,義務教育を終えた成人なら誰しも裁判員になる可能性があるらしい。これはひとごとではない。いろいろ読んでみたが,読めば読むほどこの制度,いくらなんでも無茶では?と感じる。
     推進派の主張は単純だ。今の刑事裁判は書面主義で時間もかかり,国民の健全な意識から離れたものとなっている。他の先進諸国は陪審制や参審制を導入している。日本でも裁判をお上に任せず,国民がもっと参加すべし。国民の司法参加がよりよい社会につながる,というものだ。米国的な陪審制(陪審員のみの評議,評

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    2011年10月26日
  • 裁判員制度の正体

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    ネタバレ

     裁判員制度について批判的な観点から紹介する本。著者曰く、この制度は

    ①無用な制度(国民の「健全な社会常識」を司法界に持ち込むため生まれた制度だったはずなのに、そもそも制定した側も皆望んで生まれた制度ではなかった)

    ②違法な制度(憲法18条の「奴隷的拘束および苦役からの自由」、19条の「内心の自由」、31条の「裁判の適正手続」、37条の「公平・迅速な公開裁判」にそれぞれ違反)

    ③粗雑な制度(手抜き審理に陥る可能性)

    ④不安な制度(事件の真相究明、事実認定の上で問題あり。さらに裁判員による誤審、興味本位の尋問また、それによる冤罪の増加を招く)

    ⑤迷惑な制度(被告が証言を否認または黙秘し

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    2011年06月06日
  • 裁判員制度の正体

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    裁判員制度が国民にとっていかに問題の多いものかを力説していて西野氏の意見に概ねは賛同できる。最も致命的な欠陥と思われる点はやはり裁判員制度が憲法に反しているという点だ。これは裁判官、刑事被告人、裁判員になる国民のいずれにとっても関わってくるのでお粗末というより仕方ないように思う。それに、そもそも国民が凶悪事件の量刑に不満があったとしても国民は司法に対して不満を抱くよりはそのような法律しか用意していない立法に対して不満を抱くだろうから、裁判員として参加することは的外れな上に、ただでさえ時間のかかる裁判を長期化させる弊害さえある。ただこの本の難点をあえて言えば、裁判員制度の問題点を極めて網羅的に記

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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    やべーよコレ。
    もう遠くない将来なのにこんな制度の内容を全く知らないこと自体おしまいっすよ日本!絶対読まなきゃいかんですよ!

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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    とにかく裁判員制度について反対という立場で書かれた本。制度自体の詳しい説明、そしてなぜ問題があるのかと丁寧に書かれている。全体的に著者の主張が強く出ているが、それを割り引いて読めば裁判員制度についてよく理解できる一冊。

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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    手抜き審理の横行、裁判員に及ぶ迷惑など、問題山積の新制度が日本の
    司法を、国民の生活を滅ぼす! 元判事の大学教授が「現代の赤紙」から
    逃れる方法を伝授し、警鐘を鳴らす一冊。

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    2009年10月07日
  • 裁判員制度の正体

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    言いたいことは伝わった。
    裁判員制度は天下の悪法である。
    もう少し文章が面白くかけていればいいのだが。

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    2019年11月18日
  • 裁判員制度の正体

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    今年から始まる裁判員制度について書かれている本。とはいっても、単に裁判員制度を解説している訳ではなく、裁判員制度の問題点を明らかにしようとしている。

    本書を読むと、裁判員制度が如何にひどいものかが理解できる。本制度のネガティブな側面を針小棒大に誇張していると感じられる部分があることは否定できないが、それを差し引いても、何故このような制度が成立してしまったのか理解できない。

    3年後の見直しで廃止されることを願うし、それまで裁判員候補者に選ばれないことを祈る。

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    2019年01月03日
  • 裁判員制度の正体

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     裁判員制度の問題点、実施された際に懸念されることをまとめた一冊。少々極端だと思うことはたまにあったけど、著者のおっしゃることは一理あると思う。しかしこの本はあくまで実際の裁判員裁判が開始される前に書かれたものなので、実際に行われた結果と照らし合わせる必要は感じた。また、賛成派の意見が書かれた本も読みたいと思う。

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    2015年12月13日
  • 裁判員制度の正体

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    「恐怖の悪法を徹底解剖!」

    裁判員に(強制的に)選ばれることで
    国民一人一人にどれほどの負担が強いられるか。

    そして素人が参加した審議が如何に杜撰になり、
    加害者被害者ともに不利益を被らせるか。

    いやそもそも裁判員制度って憲法違反でしょ!

    etc...

    わが身に降りかかってくるかもしれないこの制度、
    時間がない人は、最後の二章だけでも読んでおきましょう。
    このまま潰れなければ、なんと来年から施行なんて…

    てゆーか、この制度徴兵制と何が違うの??
    って思う方、その回答もこの中に。

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    2012年10月10日
  • 裁判員制度の正体

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    [ 内容 ]
    元判事の大学教授が「赤紙」から逃れる方法を伝授。
    恐怖の悪法を徹底解剖。

    [ 目次 ]
    第1章 裁判員制度とはどのようなものか
    第2章 裁判員制度はどのようにしてできたのか
    第3章 無用な制度-誰も求めていないのに
    第4章 違法な制度-憲法軽視の恐怖
    第5章 粗雑な制度-粗雑司法の発想
    第6章 不安な制度-真相究明は不可能に
    第7章 過酷な制度-犯罪被害者へのダブルパンチ
    第8章 迷惑な制度-裁判員になるとこんな目に遭う!
    第9章 この「現代の赤紙」から逃れるには-国民の立場から
    終章 いま、本当に考えるべきこと

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おす

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    2010年11月24日
  • 裁判員制度の正体

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    やはり、反対派からの視点で徹底的にこきおろしている。制度の由来から、制度開始後の逃れ方までが書かれている。制度に対して考える機会にはなるが、支持する気は失せるだろう。

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    2009年10月07日
  • 裁判員制度の正体

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    裁判員制度の問題点が分かりやすく書かれている。しかしまぁこれだけ問題が山積している中裁判制度を導入して一体誰が得をするんだろう?『拒否できない日本』を読めば分かるのかな。

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    2009年10月04日
  • 裁判員制度の正体

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    裁判員制度の批判書。これを読めばとりあえず裁判員制度とは何か、とその欠陥について理解できる。

    ただ、最初から最後までこの制度の批判で疲れる。少しは裁判員制度のメリットも検討すべき。それと国民を少々馬鹿にしている記述がある。

    結論としては僕もこの制度には賛成しかねる。違憲の可能性が高いと思う。

    2年後には開始される制度。選ばれたときに困らないでいいようにこの本じゃなくてもなにかしら裁判員制度について書かれた本を読むべきだと思う。

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    2009年10月04日