樽見博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「日本古書通信」は昭和9年に創刊、90年以上にわたって古書専門の情報誌として全国読書人の座右にあったが、昨年(2025年)12月に惜しまれつつ終刊した。通巻1157号を数えたという。
平凡社新書『古本通』は、1979年に日本古書通信社に入社し2008年から17年間同誌の編集長を務めた樽見博氏が2006年に出した本。古書業界の仕組み、流通システムなどの業界内部の話から、古書探索法、蔵書の愉しみまでを語りつくした。20年前の著作ながらたいへん勉強になる。
インターネットの普及により、古書の流通・取引の形態は大きく変わったが、古書を追い求める人間が絶滅しない限り、古本業界というのは存在し続けるだろう。「電子書籍が紙の本を滅ぼす」などと言われ続けているが、いっこうに紙の本はなくならない。そもそも過去何百年(何千年?)の間に発行され続けてきた「書物」をないものにすることなど不可能だ。
というわけで、「古本の未来」に関して私は楽観的である。ネットの普及で以前よりも検索がしやすくなったし、古書価もかなりリーズナブルになっている。スペースをとるという問題は確かにあるけれど、それは何を蒐集するにも付きまとう問題だろう。ネットフリマなどを使って売買することも普通になってきて、以前よりずっと古本は身近になった。
さて「日本古書通信」が果たした役割を、今後だれがどのような形で引き継ぐか。興味深く見守っていきたい。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。
古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。
果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう法が満載。
古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。
[ 目次 ]
第1章 古書業界の仕組み
第2章 古書価決定のシステム
第3章 古本探しのツール
第4章 古本探索の楽しさ
第5章 蔵書百態
第6章 有利な蔵書処分法
第7章 古本のこれから
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]