フランシス・H・バーネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ貧乏な女の子がいじめられる、可哀想な話というイメージがあったので覚悟して読んだが、印象が変わった。
真の気品は貧富に関係ない。貧しくても気品を失わないセーラに強さを感じた。
そして真の友情も貧富に関係ない!
前半のきらびやかでおしゃれなものに囲まれてるところ、最後あたりの内緒のプレゼントとか、少女心をくすぐるシーンが多かった。
最後パン屋の少女含め、みんなハッピーエンドになってよかった。
いじめのシーンは大幅カットされていたのか、覚悟していたより辛くならず読みやすかった。
ストーリーがシンプルで入りやすく、でもドラマチックで先が気になるようになっていたところに名作の所以を感じた。 -
Posted by ブクログ
セーラ・クルーは、ロンドンのミンチン女学院で幸せな毎日を送っていた。しかし、突然父親が亡くなった事で、下働きになってしまい、つらい仕事をさせられる。でも、セーラは苦しい時も、優しくて誇り高い気持ちを忘れない「王女」の心を持っていた…。
お父さんを失ったのが原因で下働きをさせられてしまうけれど、セーラが王女の心を失わずにけなげに生きる姿はすごいと思いました。私もセーラと同様いじめられた事がありましたが、教師だけでなく、クラスメートにまでいじめられるというひどい有り様でした。それに、付き合っていた友達にも裏切られるし…。あの時は、セーラみたいに王女のような心なんて持っていませんでした。どんどん人間