九星鳴のレビュー一覧

  • K体掌説

    Posted by ブクログ

    九星鳴『K体掌説』文春文庫。

    夢枕獏が敢えて新人の原稿料で、九星鳴の異名で5年掛かりで執筆した掌編小説集。まえがきにも書いてあったが、夢枕獏の初作の『ねこひきのオルオラネ』のような趣の作品であった。夢枕獏、初心に還るといったところであろうか。

    ホラー、SF、伝奇物と様々なジャンルの兎に角、不思議な話ばかりがぎっしり詰まっており、掌編とは思えない味わいのある話ばかりであった。

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    2017年08月23日