中田薫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いや、これはね、すごくバランスのいい、
廃墟本のバイブル的位置付けだと思うぞ、マジで。
続編も数冊出ている(←巻数が増える毎に、
ちょっと調子に乗った感じが出てくるのも人間味があって愛おしい・笑)けど、
やっぱり一冊目の質の高さは格別だ。
久々に読み返したんだけど時間を忘れて再び本の中に引き込まれてしまった。
「バランスがいい」と言うのは、
本のサイズ、ページ数、取り上げている廃墟数とそのバリエの豊富さ、
文章の読みやすさ、写真の多さ等、総合的に見てとても良くできているな、ということ。
初めて廃墟本を手に取った人も、割と前々から好きだった人も、
「あー楽しかった!」って感覚で読み終わることが -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
3冊目が最近出たようで一気に目を通してしまった。
何冊か見た他の廃墟本に比べて場所の選定、写真、コメントのバランスがよかった。(別にマニアではないので自分にとってはの話)
恐怖をおぼえる場所
わくわくしてしまう場所
ノスタルジックな気持ちになる場所
寂しい気持ちになる場所
胸が締め付けられるような気持ちになる場所
虚しさにおそわれる場所
美しい場所
それぞれの場所にそれぞれの味が写真から伝わってくるので
いい。なぜこのような場所になったかの解説もあるので
自分の抱いた印象をさらに肉付けできる。
なかなか行けない場所へ連れっていってもらえる。
軍艦島が上陸解禁 -
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
写真そのものもきれいで、廃墟というものの雰囲気がしっとりと伝わってくる本でしたが……何より印象深かったのは、この人達はほんとーに廃墟が好きなんだなぁということ。あと鉄道も大好きのようで(SLホテルのテンションが段違いだった(^_^;)。
廃墟を廃墟美だと感じる素養は自分にはないのですが、この人の書くものを読んでいると、廃墟っていいものなのではないかと錯覚してしまいそうです。マイナージャンルでも好きなものを好きって声高に言えて、しかもまわりを逆に巻き込めてしまうっていいな。
他の方のレビューを見ると、メジャーな廃墟だけでなく、いわゆる“掘り出し物”の廃墟も入っていたそうで、初めて読んだ廃