永守重信のレビュー一覧
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創業時は技術よりマーケティング
金融機関へは情報をオープン 数字の裏付け
16歳から株式投資 バランスシートを読む
キャッシュが企業価値の全ての源泉
赤字は罪 買収した赤字企業には「一円稟議」
コスト意識も世界一 世界一安い値段を知る
①井戸掘り経営 掘っても掘っても新しいものが出てくる
②家計簿経営 危機時には即対処
③千切り経営 細かく刻んで考える
2030年10兆円 目標 めざすのは強い会社
CCC Cash Conversion cycle 原料調達から資金回収までの期間の早さ
日本電産 2000万円の自己資金でスタート 数か月分の運転資金
鉄則「借りにくいとこ -
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日本電産創業者の永守流の、財務に焦点を当てた経営論を述べられています。起業され、苦しいベンチャー時代を経験されたからこその重みのある考え方に、共感、感銘を受け、勉強させていただきました。夢や目標は自分のものですが、それに向かうためには、それを理解してくれる関係者が必要だということ、そのために必要な数値で示すなどの真摯な態度。社内に対しても同じ態度で号令を掛けなければならないこと。人を動かし、会社を成長させるための気付きがたくさん込められています。夢をどのように実現に近づけていくのかということ、実行してこられた著者だからこその説得力があります。
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ネタバレ困難は必ず解決策を連れてくる。困難さんに飛び込んで、ポケットの中にある解決策を取り出す。
仕事ができる者は、食事が早く、声が大きく、早く出社するもの。採用基準にした。大声試験、早飯試験、試験会場に来た順に採用、など。
人生は運が7割、どう呼び込むか。
会社四季報を愛読書委する。
稲盛さんのアメーバ経営に対し、事業所経営。
「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」
夜2時間遅く仕事をする人より、朝30分早く会社に来る人を信用する。
仕事でたまったストレスは、仕事で成功することしか解消できない。ゴルフでは解消できない。
「足下悲観、将来楽観」
社員に年3回手紙を添える。褒める。600人を超 -
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日本電産(現Nidec)の創業者、永守重信による経営論。
数ある永守氏の中でも、本書は日本電産がベンチャー企業として創業されてから、今までに歩んできた過程に沿って述べられているという特徴がある。
テーマは資金戦略、財務戦略、海外展開、M&Aと多岐に渡り、さらに銀行との付き合い方、経費・購買費の削減方法、良い取引先の見極め方などの具体性の高い内容にも触れられる。
勿論、本書の内容は永守氏の100%の主観であり、再現性の高さには疑問を感じざるを得ない。
しかし、たった一代で日本電産という巨大企業グループを作り上げた永守重信は間違いなく日本の実業史に名を残す経営者であり、氏の考え方をイン -
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日本電産社長の永守重信氏が自身の半生を振り返りながら人生をより良いものへと導いていくヒントを書いた一冊。
とにかく一番を目指すことや困難があった際も逃げないこと、失敗を恐れずに挑戦することやそのために多くの情報を取得する鳥の目と現場に目を光らせる虫の目が大事になることなど日本で大企業として君臨する同社を育て上げた手腕にある考え方を知ることができました。
また、大声や早飯や早くきたものを採用する試験や
叱ったあとのケアの方法や千切り経営、家計簿経営、井戸堀り経営といった経営術など氏の独特の感性からの行動は驚きもありましたが勉強になりました。
そして、後身の育成などEQの向上や自ら情熱を燃やすこ -
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一代で時価総額5兆円企業群を作り上げた永守氏の言葉は迫力と説得力が違う。京都「学園」大学をM&Aして京都先端科学大学へと変貌させた教育論の持論は「学ぶとは何か?」を考えされられる。これからの教育に必要なものとして「専門性」「英語力」「雑談力」「ディベート力」の4つとし、自分を卑下しない大切さを説く。述べる内容はただただ賛同するのみ。
だが昨今の後継者問題を踏まえ辛辣なコメントを。これまで選出した「後継者」は高学歴かつ大企業で実績を残した人ばかり。言行不一致の感は否めない。本書の主張がコンプレックスからの強がりのようにさえ感じてしまう。「採用する人は声がでかくて飯を食うのが早い奴」、そう -
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日本電産(Nidec)の後継者選びは4人目の関氏が2022年9月に辞任したことで、またもや振り出しに戻った。永守氏のお眼鏡にかなわなかったからである。漏れ聞く科白は威勢の良いものが多く、一体どんな人なのだろうと、一冊読んでみることにした。
予想に反して(?)、至極まとも且つ情熱にあふれた、昭和の時代に一代で会社を築いた人が書きそうなビジネス書であった。奇をてらわず、基本に忠実に、諦めずに努力すること。現代においても十分に通用する考えだと思う。ただ、少しだけ自慢げないし自己陶酔の匂いがしたり、現代では通用しないモーレツ行動(洪水で避難命令が出たのにも関わらず現場死守を命じる等)も記述されて