辻村清行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大量生産・大量消費の時代は、とっくに終わりを告げた。
その後、ネットでの口コミなど消費者の力が上がり、消費者、消費者に合わしたニーズにマッチした商品の売り方が必要だと叫ばれて久しい。
現実にこれに対応できた企業が、今後、生き残っていくのだろうが、これが難しい。
そういった個売を可能にしたのが、モバイルを活用し、「かざすクーポン」などで消費者の消費行動をリサーチし、その人に合わせたクーポンを配布し、それも後押しして、現在好調なマクドナルドだ。
他にも消費者個人をターゲットし、個売、場合によっては、“量り売り”などの販売法を実践している日本の企業が幾つも掲載されている。
日本経済が、不況、不 -
Posted by ブクログ
ネタバレケータイ/スマホの持つ事業モデル革命の可能性(=モバイルパワー)を俯瞰する著書。
著者はモバイルの持つ5つの特性から、モバイルパワーを5つに区分。
現在起きているO2O等の流れを、改めて整理できる内容(但し、構成事態の新味薄)。
むしろ、個社の事例紹介には知らないものがあり、勉強になった。
■5つの特性
①本人性
②常時性
③位置の特定性
④ネットワーク性
⑤リアルへの拡張性
■モバイルパワー
①個客の見える化(基本属性+決済・位置情報)
②個客ニーズの顕在化(モバイルを活用した顧客クラスターの形成)
③商品・サービスのマイクロ化(量り売り)
④商品・サービス提供の適時化(WhenとWh -
Posted by ブクログ
さすが、docomoの副社長が書いた本。ドコモのことばっかり。。
また、文書を寄稿している人も錚々たるメンバー
慶応の村井教授。マクドの原田社長。クックパッドの佐野社長。
東京海上日動社長。ローソンの新波社長。イオンの社長。JR東日本役員。
みずほ銀行常務。。。。
モバイルの五つの特性・機能がもたらした五つのパワー
(特性)本人性・常時性・位置の特定性・ネットワーク性・リアルへの拡張性
(パワー)
①個客の見える化
②個客ニーズの顕在化
③商品・サービスのマイクロ化
④商品・サービス提供の適時化
⑤商品・サービス提供チャネルのポータブル化
こんじょまとめ方はわかりやすい。また、それこそドコ -
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世界60億人を超えた携帯電話。単に通話やメールだけでなく、生活におけるあらゆるサービスのプラットフォームとしての可能性は限りない。日本ではまさにそういった最新の携帯電話プラットフォーム上のサービスが花開いている。
本書では、日本におけるマクドナルド、クックパッド、コンビニ、保険、SUICAなどの事例を紹介しつつ、モバイルにおける「個客の見える化」「個客ニーズの顕在化」「サービスのマイクロ化」「サービス提供の適時化」「サービス提供チャネルのポータブル化」という特色を解説している。
紹介されているサービスやスマートホンを既に使っている人にとっては、特に目新しい情報や解説があるようには思えないが