中村やにおのレビュー一覧
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購入済み
まず、話の構成がおもしろい。王道をきれいにまとめている。
各プレイヤーのセリフ回しなども多少の脚色込みでも考えられている。
TRPGのうまい人がいるとこうもきれいにまとめられるものかと感心した。 -
購入済み
破壊力抜群
プリプレイの時点で有世ノート全開で、全力で笑わせに来ますが、
そのノリがオープニングやミドルフェイズでも続きます。
本物の天然とはこういうことを言うのね……
とはいえ決めるところはしっかり決めており、
さすがだな、と思いました。
非常におもしろいリプレイになっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレうぉぉ…凄い王道!
「ステレオタイプ」の意味ではなく、「王の行い・目標」として。
グランクレストはシステム上、国家運営やその存亡、ひいてはリーダーの生き様・スタイルを描く遊び方になるわけですが…ここまで自らの信念を貫き、そして表現できるとは。
とにかくエルザのぶれない信念と最善を尽くす姿勢にはゲームと言えど感服するものがあります。
ある意味、TRPGというゲームであるからこそできるリアリティがあるとも言えますが…。
戦わない、と言うのは簡単。非殺を謳うのも出来る。でもそれを実際に選択肢、その結果を受け入れる覚悟をするのは困難を極めます。
所詮はゲームなので現実の責任は問われないですが、その架空の世界においてすら、感情移入と他プレイヤーやGMとの世界観の共有によって「選択の責任の重圧」を感じる事になるのが何とも絶妙。
正直、エルザの理想と信念は現実を見ない、自分の夢に他人を巻き込むある意味傲慢なものです。他者の都合や信念・既成概念と衝突するのはもちろん、巻き込まれた者の命すらも危険に晒す(確かにそれが「王道」というものですが)。
皆のためにと思う信念と皆の命を天秤にかける選択。この苦悩が実に素晴らしかった。
もちろん、そこをゲームとして上手くまとめてましたし、臨場感も演出する素晴らしいプレイングでした。あのとんでもない発想や予想できない展開をよくここまで面白くしたもんだと感心する事しきり。
で。
見所ばかりのエルザの「選択」でしたが、やはりクライマックスが良かったですねぇ。単なる綺麗事ではなく、どうしたらいいかを提示・実行する所まで本当に素晴らしかった。正直、泣きそうになるほど。…そこを丸投げするとは思わなかったけどさ!!w
あと、当然のごとくエルザとジェイドのキャラがいいのですが、ナギのロールプレイ(というか中の人)がチョロ過ぎてもうw
確かにプレイヤーとキャラクターは別物だけどさー、もうすっかり残念な子の印象しかないよ!!w>ナギ
おかげでニャンスロットがシブいデブ猫にしか見えない(そうか?)w
何だかんだで非常に面白いシリーズでした。もう終わっちゃうのがもったいなくてしょうがない。もっとエルザ達の国作りを見ていたかったなぁ。
もしくは他のシリーズででもいいので、彼女達の国がどうなったのか描いてくれると嬉しいな、と。
大帝国になってたらビックリw(可能性としてはありえるような。カウントは手に入らないとしても、「混沌」は幾らでもあるだろうし。国民も幾らでもやってくるだろうしー)。
それにしても…クレバー矢野が参加するとラスボス倒しても全然安心できないなぁ…w
いや、やってる事に納得はできるんですけどね?(伏線も張ってるし) -
Posted by ブクログ
ネタバレ父王の仇を探して旅する少女君主が、小さな村を救って、紆余曲折あって…魔王になっておりました、と。
中村やにおさんのDX3リプレイ・メビウスが超好きでして、購入。
さて。書き出しの通り、初心者君主(プレイヤーも初心者)がいきなり魔王になってしまうというリプレイ。
そもそもグランクレスト初心者向けに「王様(君主)のロールプレイとは?」を例示するのが目的だった企画のはず。それがどうしてこうなった…。
とはいえ。
「王になる事を目指して王になる」のではなく、「請われて王になる」のも一つの形。
迫害され、困窮している者ならば、迷わず手を差し伸べる。例えそれが人間ではない、魔物であっても。ただそれだけの事を繰り返しているうちに、一つ国が出来、魔物の国の王になってしまった…それが「魔王」の正体。
非常に軽~く選択肢を判断している主人公の君主(PC1)・エルザですが、絶対にブレない軸をもって決断しているのでむしろ安心感さえ覚えます。
そう、このエルザがグイグイ話を進めるので全く中だるみしません。単にポジティブというだけでなく、いかに面白くするか、物語を作っていくかという目標に向かって突き進む感じが非常に好印象。
それに巻き込まれていく他PCやNPCも実に楽しそうに巻き込まれていきます。
特にツンデレ…を目指していたPC3の邪紋使い(アーティスト)・ナギのチョロさといったらもう…w
いや、反目していたキャラがエルザに惹かれていくというシチュは確かに熱いのですが、あまりに早すぎるw 出会う前からデレてるとか、ツンデレとしての矜持がどーのこーのと説教したくなるほどですw
その辺のチョロ可愛さを含めて面白可愛いですけれどもね。
あと、(プレイヤーがあの人なので)相変わらず妙なキャラのデブ猫妖精・ニャンスロット、そしてエルザの相棒であり大事な幼馴染の魔法師・ジェイドの心配症な所もいいスパイスになっています。
とにかく、予想外の展開ばかりが起きるこのリプレイ。アドリブ力が存分に発揮されていますが、これこそTRPGの醍醐味というやつで。
この先、魔王の国がどうなっていくのか、目が離せません。
しかし……クレバー先生は相変わらずキャラに命の危機を背負わせるなぁ…(苦笑) -
Posted by ブクログ
興奮覚めやらぬ。本屋で新刊を見つけて、もう出てるんだ!という衝撃と共に購入。2巻までがすごく面白かったから、つまらなく感じたらどうしようと怯えた。恐いけど読みたい、つまらなかったらつまらなかったでそれだけだとページを開けば、最後のページまで手が止まらなかった。
有世さんのど天然っぷりは笑えたし、物語は笑いあり涙ありで切なくて感情を揺さぶられて止まらなかった。紅は最後まで主人公でヒロインだったし、アンちゃんは可愛いしビンタするし泣くし笑うし、紅はやっぱり紅だし。シーンごとに主体となるキャラクターが違うから、主人公と一体となって冒険したという感覚はないけれど、物語も人物の想いもすべてすべて感情を揺さぶられる物語だった。
読み進むごとに場面が目に浮かび、情景が頭に浮かんできた。ループを起こさせないと決心した紅の横顔、秋雨の去る背中を見る雨の中の紅、暗闇の中生命の樹のあった場所いる墓守とネズミ、疾走するアンゼリカ、ビンタして本音をぶつけ合う紅とアンゼリカ、地球を覆う生命の樹、最後の戦い、お墓の前でじゃれあう紅とアンゼリカ、マスターに必死についていくネズミ……こんなにも記憶に残る場面が、生き生きとした場面が、描きたくなるシーンがたくさんある。
裏切りが裏切りを呼ぶよく練られた設定と、有世さんをはじめとする個性豊かなPC、手慣れた進行と繋がっていくストーリーが非常によく親和した素晴らしいリプレイだった。
ダブルクロス、それは裏切りの名。誰かの願いが叶うとき、誰かの願いは破れている。それでも人は願い、できることをしていくしかない。信じて、前へ、進む。それが絆と力になるのだ。
世界中の誰が何を言ったって、私はアンちゃんが好きだよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本屋さんのおすすめで購入。値段は高いが、買ってよかったと思える本だった!TRPGのリプレイはほとんど読んだことがなく、ダブルクロスも初耳だった。だが続けて2巻も買ったくらいに面白かった!
まず有世さんのキャラが強烈。セッションが始まる前の有世ノートから爆笑もの。天然なのかなんなのかそんなことを考える隙さえ与えず、強烈の一言に尽きる。
登場人物も魅力的。単なる物語だったらあざとさを感じていたかもしれないが、素のプレイヤー含めPCも魅力的。素が見えるからこそ魅力的なのかもしれない。
ストーリーも目が話せない。謎と秘密ばかりで、主人公であろう紅は戦闘不能ではなく死んでしまう!そこから始まる展開も息を吐かせない。
生身の人間がキャラクターを演じる、戦闘の行方はダイスで決まる、物語の方向は決まっていない、裏切りと秘密、TRPGという魅力をおもいっきり詰め込んだ宝箱のようなリプレイ。ループものはループものであることが分かった時点で冷めることがあるけれど、飽きさせない展開と魅力的なプレイヤーと、筆力でぐいぐい読ませる。即行で2巻も買った!読む! -
購入済み
2巻の時も思ったけどセッション始まるまでの雑談にページを割きすぎではないか・・・
今回よりそう思ったのは一応しっかり決着をつけた1巻と違い仲間の裏切りという続きがより気になる終わりだったからだと思う。
秋雨のループはとても良かった。願いをかなえるために身を削る姿、かっこいい。そしてその結末は3巻の中でも屈指の名シーン。
そこが良すぎて後のシーンはあまり印象に残っていない。結構なご都合主義でおわった印象はある。
まあオールスターでハッピーエンドは盛り上がるから仕方がないね。グッドエンドくらいになりそうなところをプレイヤーが頑張ってハッピーエンドに持って行ったのですごいと思います。
全体として1巻でかなり盛り上がって2巻で失速して3巻で持ち直した感じのシリーズでした。 -
Posted by ブクログ
全3巻再読
初読時は2巻から3艦がすっきりせずもうひとつに感じられたけれど
改めて読みかえす当初の期待からはずれたとはいえきれいにまとまっているとおもいなおす
PLの良い所をすくう描写が丁寧で気持ち良い
2013/4/21
ロイス関係描写がおもてに出ない話の仕組みと
描きかたの印象で
ダブルクロスというよりNOVAっぽい
そういうとTRPGはなぜこんなに種類がいろいろあるのか
不思議な気がしないでもない
白味噌もあったけれども
探偵が突き止めるところがちゃんとゲームにのっとっているところは良も
信頼を得るところがエリートであるところの表現は
NOVAと違って日常を守るがダブルクロスなのだから
もっときっちりして良かったのでは