遊兎ルコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名と題字フォントの感じが良いなーと思って手に取り、お香と除霊ものって新しいなーと思って購入。完璧にジャケ買いだったけど、面白かったです。
魑魅魍魎を制す、なんて書いてあるので、陰陽師系小説御用達の伽羅なんかの破邪の香を焚いたりするのかしら?と思ったら、まさかの〈幽霊なんて嗅覚の錯覚が見せる幻〉扱い。まじか(笑)
かといって、突飛すぎる内容ではないし、お香に関しては詳しく解説してあって分りやすい。短編が四本という構成も読みやすくて良かったです。
ただ、最後の兄弟バトルはあれだけ引っ張ったんだからもう少し盛り上がっても良かったかなーと言う感じ。たぶん二巻以降への布石なんでしょうが、ちょっと肩す -
Posted by ブクログ
仕事中毒者が持ってきた依頼を片付けた…と思ったら
その関係で色々な事件が?
1巻で兄の事は解決したようで、始まりは違う人。
子供ってある意味純粋だな、という状況から始まってます。
これがまた、回を増すごとに…というか
きれいさっぱり取りつかれてるわけですが。
ちょこちょこと出てくる、新しい登場人物達。
一体冒頭の人は誰なのか、で頭はぐるぐるで
途中で騙された状態に。
当然あちらの世代ではない、と思っていたのに
どうしても脳内は引き面れてしまったようで…。
まさかの身代わりの術、もありましたし。
人によって美しさは違う。
その通り、という状態です。 -
Posted by ブクログ
霊が見えてしまうため、バイトしたくとも
バイトができない主人公。
ある日、いい匂いがして霊が寄ってこない場所に
迷い込んだ。
連続短編で、少しずつ店主やら幼馴染の生臭坊主やらとの
関係が明らかになっていきます。
と思ったら…な展開が待ってました。
何だか若干、思い出話が甘酸っぱい感じはしますが
かなりしょっぱいものに変化してしまったような?
霊が見える、というのを真っ向から否定しているのに
一応話は聞いてやる、という上目線店主。
親友のにやにやも分かりますが、これとそうなるには
かなりの気持ちが必要かと…。
いや、Mか対応できるほどの口達者?
思い込みにしろ、匂いにしろ、暗示にしろ
世の