長野きよみのレビュー一覧

  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    元俳優宅で催されたパーティで牧師が不可解な死に方をし、医師宅で催されたパーティで、主催の医師が同じ不可解な死に方をします。
    元俳優、芸術のパトロン、エッグというニックネームの若い女性が犯人探しに帆走します。
    ポアロは脇役ですが、最後には見事な推理をします。

    0
    2025年10月18日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    パーティの最中に起こった不審死。数ヶ月後、同じ状況で第二の不審死が起こる。協力して犯人探しにあたるパーティ出席者だった男女三人組。ポアロは彼らの指南役に回るが最後はやっぱり持っていく^_^

    0
    2024年02月28日
  • 三幕の殺人

    A

    購入済み

    うひゃあ

    最後の一言に、二つの意味でぞっとします。
    その理由は読んでみてのお楽しみということで。
    それにしても今回も見事に騙されました。
    きっと私は、良い読者です。

    #深い

    0
    2021年04月25日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて犯人の予想があたった!

    タイトルとチャールズ卿の性格でなんとなくこの人の話なんだろうなって
    それでも執事の件はぜんぜん思いつかなかったのですごいびっくりした

    今まで読んだ中でもかなり面白かった でもチャールズ卿を疑ってなかったらなんでポアロが出てこないんだろうってイライラしたかもしれない

    エッグのことも好きな演技をしてるだけだろうと思ってたのに違った サタスウェイトさんの見る目を疑ってはいけなかった

    0
    2021年03月25日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロもの。冒頭のキャスト紹介からワクワクさせるような内容。
    ポアロが中心に謎を追ってゆくという形式でないのは、珍しいですが、
    真相は・・・!
    毎回気持ちよく騙されてパタンと本を閉じた時の「はぁ~」
    クリスティファンにまた一歩近づいてしまった。
    順不同ですが。

    0
    2012年04月01日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリエント急行からの今作品。名作に次ぐ名作、脱帽です...
    毎回ちゃんと「まさか!」と騙されてしまうが、今回もご多分にもれず。最後のポアロの語りには、現実の時間を完全に忘れさせられ、薄暗いホテルの一室でのポアロの語りに、驚愕と興奮をもって耳を傾ける聴衆になってしまった。
    ポアロシリーズの犯人たちのサイコパス具合には毎度毎度度肝を抜かれるが、今作もなかなかのもの。恋愛感情が人を三人も殺させてしまう動機になるなんて。恐ろしい。そこに目を向けてこんな物語をつくってしまうアガサ、やはり恐ろしい。

    0
    2025年11月13日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロシリーズ⑨

    元俳優チャールズのパーティーで、誰からも慕われる老牧師がマティーニを飲んで死んだ。その後、チャールズの友人の医師が、自宅パーティーでポートワインを飲んで死んだ。死の状況は瓜二つ。
    犯人はどうやって2人に毒入りの酒を飲ませたのか?
    チャールズ、サタースウェイト、エッグは素人探偵として事件を調べ始める。そこに顧問として参加することとなったポアロ。

    なかなか進んでいるようで進まない推理。
    なかなか掴めそうで掴めない犯人像。
    そんな中、チャールズとエッグの恋は深まる。
    しかし、ポアロの推理で一気に真相が明らかになると、そういうことか〜!!!と全てが繋がっていく。犯人の動機に唖然。

    0
    2025年09月21日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三幕の殺人
    クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。再読。
     ※古い作品の為、重要な要素のネタバレあり。

     この作品について、大まかな部分は忘れていたが、改めてクリスティ作品を読んでいるこの機会に必ず手に取ろうと決めていた作品だ。この作品は特殊で、僕自身、過去に評価自体は高くなかったのだが、犯人と動機と「最後の一行」は鮮烈に覚えていた為だ。第一の殺人にて老牧師が殺害されるが、牧師は過去から現在に至るまで誰かに恨まれた事はなく、彼が死んで徳をする人もいない。何か秘密を隠している様な事もない。だからといって全く無差別な殺人では次に同じ方法で殺害された医師との関連が無くなってしまう。クリスティ

    0
    2023年07月31日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    完全に盲点になってた!
    思い返すと初めから気持ちの悪さと違和感はあったのに…。
    悔しい!(嬉しい!笑)

    0
    2023年07月07日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    フーダニットであり、ホワイダニットでもある名作。最初の事件は始まって早々に起き、ポワロも少しだけ登場しますが、この本の中ではポワロ自らはあまり捜査せず、捜査の主役はチャールズという俳優。第一と第二の事件から登場人物の中から犯人が絞られるように見せつつ描かれるストーリーは、なかなか犯人が分からず、昔読んだにも関わらず、すっかり騙されてしまいました。三つ目の殺人は正直余計だったんではと、そこだけがやや不満点。最後のポワロの気の利いたジョークも良かったです。

    0
    2021年12月11日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ポアロ
    ヘイスティングズがいなくて寂しい。それどころかポアロも登場機会が少なくてビックリ。ロマンス関係のシーンが多いけれど、主要人物の母であるレディ メアリーの述懐が印象に残った。
    メモp.200「わたくしはほんとに愚かな娘でしたの 略
    親は警告しますけれど、それも無駄ですわー若い娘は信じませんから。まったくこう申し上げるのもなんですが、あの人は悪い人だなどといわれると、より魅力を感じてしまうものなのですよ。自分の愛をもってすれば男性を改心させられるなんて思ってしまいましてね」
    1935年でも2022年でも人間の心理は変わらないものだなあ。

    0
    2021年06月01日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1回目の殺人の動機がどうしてもわからないポアロ。本来の目的である2回目の殺人のためのリハーサルだったから、1回目に死ぬのは誰でもよかったということで、動機もクソもなかったらしい。ポアロが死ぬ可能性もあった。しっかり計画練った上でやってるわけだけど、間抜けなところもあったり、人が集まる場所で平然と殺しの練習しちゃうヤバさもあったりする。若い女の子と結婚したいからっていう動機もヤバい。

    0
    2021年02月07日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チャールズ、サタースウェイト、エッグの3人の人物メインで、事件の手がかりを探し歩くという、新鮮な展開でした。
    ポアロがあまり出てこないので、寂しい気持ちで読んでいました。
    今回は犯人の殺害動機が身勝手な上に、巻き込まれた牧師と患者があまりに可哀想でしたが、最後はポアロの推理できっちり締められていたので、すっきりした読後感でした。

    0
    2021年01月11日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    名前の通り三幕(三章)でそれぞれ殺人が起こるわけだけども、なんともその動機が驚く。
    特に最初の殺人について動機もトリックも謎が多いと読み進めていたところ、最後に明かされた理由を見てえっ?!と思った。

    ポアロの名前は最初から登場したけど、この物語を進めていくのは元俳優を中心とした三人。
    人物紹介とは別に、はじめのページに劇の出演者紹介のように<演出>や<演出助手>にキャラクター名が載っていて、<照明>にポアロの名前が挙がっているのがまた面白く感じた。
    うまいこと表しているなぁ。

    0
    2020年10月25日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    友人の薦めで、「謎のクイン氏」を読んだので、スピンオフである、「愛の探偵たち」と、この三幕の殺人を読んだ。昔、読んだかもしれないけど、もちろん全部忘れているので楽しかった。

    タイトルどおり、舞台のように演出されていて心憎い。
    冒頭の主演、チャールズ
    演出、サタースウェイト、
    とならび、照明 ポワロ、と並ぶ。
    照明かあー、巧いなあと唸る。
    脚本のミスウィルズの名前がないのは何故だろう。

    この本にはクイン氏こそ出ないけれど、サタースウェイトは一文目から登場し、ずっと主役を張っていた。
    ポワロものではあるけど、サタースウェイトが描写する人物評がポワロのヒントになるのも、クイン氏のシリーズと同じ。

    0
    2020年09月13日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティの作品で犯人が意外で驚かされたのは久しぶりかな(笑)まったく予想してなかった(笑)個人的にはあまり好きな結末では無かったですがまあ満足かな(笑)しかし最初の殺人は・・・。そんな理由で殺されては・・・。

    0
    2025年11月24日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロが登場するまで約200ページ。日常でも何かしらの役を演じてしまう自己愛の強い俳優と人間観察が趣味の好事家による素人探偵コンビが活躍して新鮮。

    【ネタバレあり】


    ポアロを悩ませるのが聖人の権化のような牧師が殺された動機。これは良心が痛む凄まじい一撃だ。しかし、それよりどちらかというと2つの殺人の会食に居合わせた者を疑わせるというミスディレクションのためだったという動機の方が良かったのではないか?

    よくもまあこんな良作をポンポンかけるなあ
    いや今作に関しては「犯人はエッグでチャールズを自分の元に呼び戻すためだ」という確信があった。怪しいモノローグや独り言もあったし。だがクリスティーは

    0
    2025年09月27日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛とミステリーのミックス。
    役者がパーティーで別人を演じきるのというのは、前作でも見た。
    今作はキャラクター作りが素晴らしい。
    特にサタースウェイトと犯人の関係性。

    0
    2025年07月14日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    タイトルがすべてを表している、という書評を読んだがその通り。

    元俳優チャールズのハウスパーティーで老牧師が毒殺された。チャールズとそのパトロン・サタースウェイト、ミス・リットン・ゴア(通称エッグ)は殺人ではないかと考察する。しばらくしてチャールズの友人バーソロミューも自身のハウスパーティーで他殺ともとれる死を遂げ、三人は犯人を突き止めようとする。

    ポアロがあまり出てこないし、元俳優のチャールズがしょっちゅう芝居がかった台詞で考察を披露するので、そこが少し鼻につく。が、若くてチャーミングなエッグが年の離れたチャールズに恋をしていて、一生懸命振りむかせようとするのがとても可愛くて退屈しない。

    0
    2025年05月14日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティーは、一体どれだけ「予想外の犯人」を生み出すのでしょうか?
    私はほとんど推理せずに読み進めるタイプなのですが、それにしても犯人に気を許しまくっていて、むしろ鼻につく○○○の方を疑っていました(⁠^⁠^⁠;

    今作には目次がなく、「おっ、これは第三幕で犯人を指摘するけど、真犯人はその後のエピローグでポアロさんがこっそり暴くやつだな!」なんて予想もしていましたが、そこは三幕できっちりと緞帳が下りましたね。なにも当たらない……。
    目次の代わりの「〈照明〉エルキュール・ポアロ」がなんともニクいですね。

    まー、しかし、「通し稽古」で実際に毒物を使うなんて……恐ろしい奴です。
    素人探偵たちに少

    0
    2025年04月10日