関口暁人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ1作目(らしい)。
タイトルに惹かれて読んでみた。
どんな俺様な刑事が登場するのかと思いきや。
いや、俺様だけれども。
タイトルそのままでした。
「神野現人(じんのあらひと)」というネーミング!
更には「御神日美子(おんがみひみこ)」という、
卑弥呼(?)を連想させる副総監まで登場しちゃいました。
主人公の小野皇子(おのこうこ)という名前もいろいろ想像できます。
ミステリー要素としては、
トリック物とかではなくて、
深夜の犯行の為、関係者各位のアリバイも曖昧なことから、
主に動機面からの推理展開でした。
皇子視線で語られているので、
捜査班から外されたり、
犯罪被害者ケア係(通 -
Posted by ブクログ
知人を殺害された事により、配属移動を希望した主人公。
そこにいたのは、やたらに偉そうな自称神様の上司。
うっかり、こいつ大丈夫か? と思わずにはいられない
仕事でなければ関わりあいたくもない上司。
しかも上の息子ときては…どう考えても
権力で好き勝手しているようにしか見えません。
彼がいなければ、ごく普通(?)に話は進み
無茶もなく、東奔西走するだけ。
けれどひとたび彼が入ってくれば…。
真相としてはすごいものがありましたが
最後まで到達して、ようやく上司の発言が
たわごとではなかったんだな、と。
しかし言い方と言うかやり方と言うか
誰もが分からない事を平然と口にされても
変な人、というだ -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
現在進行形の事件捜査と、5年前の猟奇事件。
事件関係者が重複するので、誰も彼もみな怪しい。
容疑者がコロコロ変わる感じで読ませます。
でもそういったミステリー的展開に加えて、
神様の生態が気になる一冊でした。
前回のように蘇りまで迷いの無い一直線ではなく、
今回は選択如何では未来が変わりそうな予感があって、
俺様・神野も流石に悩んでおりました。
私もちょっと考えた。
人間誰しも、過去に戻ってやり直してみたい、
分岐点のような時があると思われますが、
実際に戻れちゃったらどうなるのか。
未来は本当に変わるのか。
内容紹介のように「涙腺が決壊」する程ではありませんでし