依井貴裕のレビュー一覧

  • 夜想曲

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    驚いた。ちょっと文章に違和感があったからメインの大仕掛けについてはうすうす感づいちゃったんだけど全く同じ論理展開で全く違う犯人を割り出すことができるってもの凄いよね。日付けの特定のロジックなんかもとてつもなく緻密。すごいなぁこの人。ロジック萌えの俺には大好評。

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    2009年10月04日
  • 夜想曲

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    マジでやられたミステリー リスト作品

    著者名を初めて知ったのは2chのスレだった

    当時、リストの3作品の歳時記・夜想曲・肖像画を集めるのは楽ではなかった記憶があるが今はどうなのかな

    3作品とも長いあいだ積読状態だった
    整理過程でコレが出てきたのでようやく読んだ

    作中作から始まる叙述系の香りがプンプンするフーダニットの本格ミステリ
    とてもいいですね

    文章に違和感ありありだが、なかなか看破には至らずフィニッシュ
    なるほどね

    内容はまずまずかな
    ★3.8くらい
    解説サイトを少しググって★4.0に変更

    フロッピーやカセットテープの懐かしい小道具に昭和感があったが、そのじつバリバリ平成中期

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    2024年11月12日
  • 夜想曲

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    同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。

    文章に難あり。読みづらさは、ページの少なさでカヴァーすればよし…

    原稿(第一章~三章)ごとに殺人が起こる。これは真実か?創作か?
    読者は違和感をかんじずにはいられない。

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    2018年05月01日
  • 夜想曲

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    トリックの使い方がユニーク。ただ、それを許容できるかどうかは評価が分かれるかもしれない。
    短いのでミステリ好きなら読んでも損はないのではないか。

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    2017年10月14日
  • 夜想曲

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    噂通り、やってることは確かに凄い。
    全く同じ理論を用いて、トリック1つ加えるだけで、別の犯人が浮かび上がる。そのトリック自体がとんでもないもので、よく成立させられたなぁと感心しました。
    ただ、読みにくい。最初は仕掛けられたトリックのせいかな?と思っていましたが、どうやら文章があまりお上手でないようです…
    まあ、ミステリを書くセンスは抜群に良さそうなので、他の作品も読んでみようと思います。と思ったら入手困難ェ…

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    2015年09月17日
  • 夜想曲

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    【評価】
    印象深さやカタルシスは少ないものの、論理の結晶とも言うべき堅牢さには恐れ入る。
    白い部分を出さずに鶴を折るのは難しいものだが、余剰も不足もなく全てを拾い上げ、ここまできちんとやり遂げているのには何か偏執的なまでのミステリ愛を感じる。
    ミステリマニア向けの作品だと思うが、感情の揺らぎやドラマチックさの少ない文体が惜しい。
    論理部分が高い完成度なだけに、それが人物関係や心情描写等物語部分とも響きあうようなところをもっとみたいと思った。

    まさしく、夜想曲(ノクターン)の名にふさわしい、やさしく繊細な作品である。

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    2012年10月31日
  • 夜想曲

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    全面帯に惹かれて手に取った作品。
    ソデ折り返し部分の復刊企画者の思いも熱く、読む前から期待値が爆上がりした。

    ある山荘で起きた連続殺人事件。その場に居合わせた桜木は当時の記憶を失っていたものの、手には殺人を犯した時の感触が残っていた。そんな彼の元に届いた殺人事件を詳細に描いた原稿。彼は犯人なのか?

    ソデ折り返しの部分に「あなたは違和感にいくつ気づけるか」と書いてあったので、きっとおかしいところが何ヶ所もあるんだろうな、と思って構えて読んでいたけれど、1ヶ所しか分からなかった…!

    最後に明かされる数々の伏線に驚いた。
    こんなにたくさんの違和感を、何事もなく読み進めていたなんて…(、._.

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    2025年07月29日
  • 夜想曲

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    ネタバレ

    あちこちに引っ掛かりを感じながらも、とっとと読み終えてしまいたい…くらいに思っていたが、解決編で、その引っ掛かりが少しずつ解けていったところで面白さを感じた。ただ、あーこの時代のこれか…というのは、思わざるを得ない。
    昭和から平成初期の一般的なことを知らないとちょっと理解できないこともあるかも。

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    2025年07月24日
  • 夜想曲

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    久々にトリックとロジックが凄い作品に出会ってしまった(ロジックは少々面倒くさいが)。このトリックを成立させるためのある設定も納得できる使われ方をしている(少々ご都合主義ではあるが)。あとは、読んでいて楽しい文体であればなお良かったのだが...

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    2019年06月01日
  • 夜想曲

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    同期会で久しぶりに再会した区役所仲間が3人、同じ手口で絞殺された。
    同席したはずの桜木に、その時の記憶はないが、誰かの首を
    ロープで絞めた感触だけは残っている。それから数ヶ月。
    桜木が犯人とした上で、空白の3日間を小説風にした原稿が届いた。
    激しく動揺し、知人の作家に助けを求めるのだが・・・。
    そこで「読者への挑戦状」が出されるんだけど
    もちろん、サッパリわかりません(^◇^;)
    後編の解決編を読んで、そのトリックには気持ちよく騙されましたが、
    結末には気持ちの上で微妙な感じがしました。

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    2011年11月21日
  • 夜想曲

    購入済み

    なんだろう、小説としての面白さに欠けるというか…… 文章もちょっと難あり
    トリックは途中で可能性に思い当たったのと、後発で仕様の近い作品があったのでそこまで衝撃はなかったけど、色々と凄いと思います。
    個人的に犯人の狙いがあんまり納得いかない。うまくいく可能性低そうだし、うまくいっても狙った効果が出るかはかなり疑問。
    数ヶ月かかるのをノーリスクというのも結構疑問ですし……

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    2021年04月21日