野田啓介のレビュー一覧 それでも僕は生きてゆく 正常な人ほど自殺を考える 野田啓介 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 4.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 主人公は自殺をしようとしている青年・健太。18歳2ヶ月。生きる意味を見失っていた。 最期を迎えるべく辿り着いた思い出の地で、健太は優しい声(のちに「月」だとわかる)に導かれて不思議な旅に出ることになる。何度か夢で会ったことのある僧・風と悲しい唄を歌う美しいメスのオオカミ、ソクラテスやプラトンと出会い、彼らとの問答を通して健太は生きる意味を模索する。模索する気力が出てきたとも言えるかもしれない。 健太が生を選びとるラストより、其処に行きつくまでの苦悩する姿に感動を覚えた。 0 2011年05月30日 <<<1・・・・・・・・・>>>