岡田貞寛のレビュー一覧

  • 岡田啓介回顧録

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    2.26における暗殺未遂事件、東条英樹との確執、ロンドン軍縮会議時の対応等、当時の状況を“赤裸々”に語っているところに歴史的価値がある。

    岡田啓介は国を思っていたのだと思う。
    原爆投下が最たるものだが、日本の国土が焦土化し、多くの国民が亡くなる状況に自らの心身が傷つくような思いがあった。
    岡田啓介については、残念ながら、教科書上は登場が少ないが、戦争を止める(敗戦に導く)、ということに対して大きな影響力を与えていた。
    暗殺未遂にもかかわらず、その原動力となっていた思いは、「国民あっての国家、生活あっての国民」ということなのだろう。

    以下抜粋~
    ・昭和9年ロンドンで予備交渉がひらかれるので、

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    2022年11月28日
  • 岡田啓介回顧録

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    二二六事件の描写が生々しい。クーデターとはいえ、他国のそれのように憎悪に満ちているわけではなく、各々が高潔と信じる志に基づいて行ったのだろうということが伺い知れる。

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    2022年06月05日