山出保のレビュー一覧

  • 金沢を歩く

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    金沢とは縁が薄く、街を歩いたことが無いが、「街を知悉した人と一緒に、一寸歩き回る」という気分になれる程の「活き活きとしたガイド」である。他方で“まちづくり”というものに関する問題提起も含む…実に興味深いお奨めな一冊!!

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    2014年11月20日
  • 金沢を歩く

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    金沢市長を20年も務めた人だけに、金沢のまちづくりについて、わかりやすく、PRも卒なく織り交ぜながら、語りおろしている。いかにも政治家の語り口ではあるが嫌味はない。語る内容に文化的素養と一貫した哲学があるからだろう。政治家の言だけに割り引いて受け取る必要はあるだろうが、それでも、この本を読めば金沢に行ってみたくなることは間違いない。

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    2024年12月18日
  • 金沢を歩く

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    書名からは金沢観光のガイドブックを連想したが、「歩く」はちょっとミスリーディング。『金沢をつくる ― 元市長が提案する21世紀型観光都市のまちづくり』のほうが適切かと。著者は金沢生まれの金沢育ち、金沢大を出て金沢市役所に就職し、市長にまで登りつめ5期20年つとめた筋金入りの金沢人。そのため思い入れもひと一倍あるのだろう、「金沢は◯◯でなければならない」といった物言いが目につくものの、旧町名の復活や暗渠の開渠整備事業など、まちづくり事例の話は面白かった。金沢の歴史もコンパクトにまとまっていてよかった。

    ■まとめ

    Q1. 金沢ってどんなまち?
    A1. 金沢は歴史と文化のまち。昔もあれば今もあって、まち全体が博物館。そして水と緑にも恵まれた、だれもが気軽に歩ける楽しいまち。歩いて、見て、ふれて学ぶまち。

    Q2. 金沢が観光都市として栄えることになった歴史的な背景は?
    A2. 金沢を治めた前田家の歴代君主たちが文化政策を重視したこと。また第二次大戦中に空襲に遭わずにすみ、古い町並みが残ったこと。

    Q3. 道とは?
    A3. 道は歴史の記憶装置。いつかは朽ちる建物とちがって、よほどのことがないかぎり道は残る。だから道はなんでも知っている生き字引。道を歩けばそこには歴史、自然、文化がつまっている。金沢はいろんな道や坂があるので、歩くのが好きな人ならきっと楽しめるはず。

    ■目次

     はじめに

    第1章 金沢のまちを歩く
     1 金沢のまちなみ
     2 金沢駅周辺から武蔵ヶ辻、近江町市場へ
     3 金沢城趾から兼六園へ
     4 兼六園周辺の美術館と博物館を巡る
     5 広坂、香林坊界隈
     6 浅野川、卯辰山、地元の小さな博物館
     7 犀川沿いから寺町台へ
     8 まちを体感して巡る
     9 金沢の奥座敷
      ちょっと寄り道

    第2章 金沢の歴史を歩く
     1 前田利家にはじまる加賀藩
     2 前田家を支えた女性たち
     3 幕末の加賀藩と卯辰山開拓
     4 明治維新と市勢の衰退
     5 御細工所と藩校を引き継ぐ
     6 明治・大正期にみる金沢の先見性
     7 金沢は歴史に責任を持つべきまち
     8 旧町名の復活も
      ちょっと寄り道

    第3章 職人のまちを歩く
     1 歴史に息づく手仕事
     2 金沢箔、加賀友禅など多種多様な伝統工芸品
     3 伝統工芸、クラフトの継承
     4 菓子と料理も、ものづくり
     5 農業と林業の人づくり
     6 「からくり」にはじまった機械製造
     7 金沢の文化、経済の根底にあるもの
      ちょっと寄り道

    第4章 人とまちの暮らしを歩く
     1 福祉とともに
     2 福祉と教育から地方自治を問う
     3 生き続けている金沢の共同社会
     4 用水の蓋を取りはずして
     5 まちなかに凝縮させる
     6 世界を視野に
     7 平和と文化の相関
     8 北陸新幹線がやってくる
      ちょっと寄り道

    あとがき
    主要参考文献
    索引

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    2023年10月18日
  • 金沢を歩く

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     地域への愛情がすさまじい。 
     金沢城下の奥行 山出保著『金沢を歩く』.元金沢市長が、市政の基盤と都市計画の思想を提示.
     冒頭の、金沢の規定がまず.圧倒する.

     「金沢というまちの『顔』はなんでしょうか」.その「顔」を、以下に提示する.

     「歴史と文化です」
     「ヒューマンスケールのまち」
     「水と緑の癒やしのマチ」
     「プライドイメージを追い求める、こだわりのまち」
     「もてなしの心とおもいやりのまち」「小さな世界都市」

     矢継ぎ早に並ぶ.「まち」と表記するにも<意図>があるのかも知れない.
     刊行のタイミングは、首都圏と北陸新幹線での結合を前に、記載された.

     読後感はこれからながら、その「顔」の例示に、旧前田家城下、金沢の奥行で読者を圧倒している.

     著者には、『金沢の気骨—文化でまちづくり』(北國新聞社 2013年)がある.
     これまで日本建築学会文化賞(2000年)、日本都市計画学会石川賞(2005年)を、受賞している.(岩波新書 2014年)

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    2020年01月13日
  • 金沢を歩く

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    参考になる事柄がちょいちょいあり、メモしたり調べて今後訪れたい場所になりました。
    用水路がたくさん流れている金沢の、前と後の写真が良かった。もう少し写真があるとよかったかなと思いつつ、金沢で生まれ育ち前市長の著者でしか分からないこともたくさんあり、また読み返す時がくればなと感じた。

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    2021年05月26日
  • 金沢を歩く

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    市長として自分がした事という書き方が目につく。純粋に金沢の紹介をしてくれたほうが良かったのに。

    金沢能楽美術館 着装体験
    前田土佐守家資料館 の前の大野庄用水 ホタル?と老舗資料館
    桜橋の橋詰めから寺町台に上る坂、石伐坂
    まちのり
    ふらっとバス
    まいどさん ひがしとにしの茶屋街と長町武家屋敷跡
    金沢湯涌温泉、金沢湯涌江戸村
    重伝建地区、東山ひがし、主計町、卯辰山麓、寺町台

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    2016年08月11日
  • 金沢を歩く

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    本書を読み金沢に訪れることがさらに楽しみになった。いわゆる旅行のガイドブックよりやや掘り下げて各エピソードについて書かれている。

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    2015年09月15日
  • 金沢を歩く

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    金沢の街並み、歴史、文化を網羅していて、金沢の地がどういうどころなのか分かりやすく書かれている。
    ガイドブックの代わりに読んだ私にとっては、最終章の人とまちの暮らしについての項は、役所の広報誌を読んでいるようで面白くなかった。
    著者は、金沢市長を経験したことのある人物なので、著者にとっては最も重要な章だったのかもしれないが。

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    2015年05月07日
  • 金沢を歩く

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    鈴木大拙館、西田幾多郎館・・・。
    美術館・・・。
    とにかくここ数年だけでも魅力ある街づくりに関心があり、読後、ますます金沢を訪れたくなりました。
    それにしても、ひとつの街紹介で岩波新書が出版できることはうらやましい。

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    2014年08月30日
  • 金沢を歩く

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    金沢市長の施政記録や考え方を中心にまとめた本。京都とはことなる武家社会であった金沢を現代に合わせて発展維持していく数々のアイデア施策の紹介。

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    2014年08月16日
  • 金沢を歩く

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    <目次>
    第1章  金沢のまちを歩く
    第2章  金沢の歴史を歩く
    第3章  職人のまちを歩く
    第4章  人とまちの暮らしを歩く

    <内容>
    もと金沢市長による金沢の概説書。市長だけあって第4章は「町づくり」に関わる話で、政治臭さ(実績の強調)も見られるが、基本的に金沢の街が「大好き」とよくわかる書きっぷりで、感触はいい方である。第1~3章は、そのことがよく出ている。歴史などの部分はとても浅い内容なのだが、無理に頑張っていないのがいいかも…。巻末の参考文献も、「よく勉強してるな!」とわかる。金沢に行きたくなる本である。

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    2014年08月16日