真嶋雄大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『グレン・グールドと32人のピアニスト』というタイトルから連想する内容と、実際の内容の乖離に戸惑った。
グールドのピアニズムや人物像を掘り下げ、それらに影響を受けたり、親交のあったピアニストたちに焦点をあてているのかと思いきや違った。グールドについて書かれていることは、全250ページ弱の中で半分もないのではという始末。
では何が書かれているのかというと、グールドが録音した作品の一部についての曲の解説および、その作曲家であるバッハやベートーヴェンについての解説である。(曲と作曲家の解説だよ!グールドを謳った本にも関わらず、結構なページ数をあててまで書くことか?)
そしてその作品を自身のレパートリ