川鍋一朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の川鍋一朗氏は、6000人の社員をかかえるタクシー会社の日本交通の3代目社長です。
日本交通は、著者の祖父が作った会社なので、この方は、創業家出身の社長なわけですが、
2代目(つまり著者の父親)の時代に作った1900億円もの負債を完済し、会社を立て直した実績のある方です。
その3代目、生まれ育った港区と会社のある品川区以外は道を知らないと言う地理音痴。
その彼が、規制緩和で5万8千台ものタクシーがひしめく、東京で1ヶ月間、一タクシー運転手として働いたときの経験を日記形式で綴ったのがこの本です。
著者は自社のタクシーにGPSやカーナビなどを搭載し、IT化を進めているのですが、まずその使い -
Posted by ブクログ
MBAホルダーで、マッキンゼーで経験を積んでから満を持して日本交通の社長業に就いたあと、2008年1月の1カ月間、現場で活躍する記録本。
単純に読んでも、川鍋氏が机上という意味での知識重視でなく、現場でもすぐに上位の活躍ができるポテンシャルの高さに驚かされました。
タクシー業界最大手の日本交通の宣伝が鬱陶しい宣伝になりすぎない程度に良いバランスになっているなぁと。
現場の事を知り、それを元として大きな戦略を立てられる。凄い。
社長業を1ヶ月間ほとんどストップしているということは、その間の本来の業務を支えている人がいるわけで。
ある程度の安心感があるからこそこういう勝負に出られて、今後の発展 -
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友達にかりました!
面白かったです。
いつものっているわけではないですがタクシー好きなので興味があったのと、
いろいろ疑問が解決されました!
1つは、都心から自宅までタクシーをつかうと
おつりをおまけしてくれたり
なかには高速代までだしてくれたりする運転手さんがいるので
不思議だったんですが(こちらとしては遠いところごめんなさい、という気分なので)
1万円をこえるロング、は運転手さんにとってすごく嬉しいことのようです!
6割くらいが手元に残る運転手さんにとっては
15000円で9000・・うーんたしかに。
ほかにもタクシー運転手さんの裏側がわかってとてもおもしろいし、
この社長の奮闘振りに -
Posted by ブクログ
【要約】
タクシー会社の3代目社長が、次の30年を見据えた時に現場感覚を身に着ける経験が必要と考え、1か月間いちドライバーとして勤務した記録。
【感想】
30年というタイムスパンで仕事を考えたことがなかったので、その発想が新鮮だった。長期的戦略を練る立場にある人の発想だと思った。
私は、逆に現場感覚はあるものの長期的視野を考えるのが苦手なので、そうした考えに触れる機会を意識的に作ることが大事だと感じた。
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メモ
変化の最先端に立つ
信頼できる人に相談する
体の不調が出るまでとことんやる
たたむ時は一気呵成にたたむ
おれしかいないからしょうがない -
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ジャンル選択に迷う。
タクシーは本当に稀にしか使わないので
本来読むこともなかった本だと思う。
現在の勤務先の代表取締役がセリフ付きで
出演しているということで、
職場内で廻し廻され私のところにも来た。
経営者の著書なんて読んでも私にはわからないし
関係のない世界だと思っていたが
これは面白かった。
机上の論理ばかりの社長が
現場で新人ヒラとして働き、
今後30年の会社の展開を見据えてみるという
意気込みと試みに尊敬の念を抱くし、
その働きっぷりに感心させられた。
・・・うちの代表が現場で働く姿は
怖くて想像できませんが
タクシーという業界ならアリ!?
今度タクシーを使う必要が生じたとき -
Posted by ブクログ
さてさて、気分転換に本を一冊読みました。
タクシー王子という事で
タクシーの会社の社長の何代目かが書いてる本かー
と思って、読んでいたら。
この人履歴がすごいですね。
大学まではずっと慶應で、MBAはケロッグ、その後は
マッキンゼーに入社とピカピカの経歴ですね。
そんな方が親から継いだタクシーの会社で
一月タクシードライバーになります。と
宣言をし、それを実際に実行するところが
書かれています。
・道に不案内
この方はタクシーの運転をする上で道に不案内なのですが
とか言っていたらしいのですが
それって言い方次第なのかなぁと思いました。
感じの悪いドライバーだったら、間違いなくその場で
降