大泉貴のレビュー一覧

  • ランジーン×コード

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    コトモノ―遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち。27年前にその存在が公になって以降、社会は人間とコトモノとの共存を模索し続けていた。そして現在―全国各地でコトモノたちが立て続けに襲われるという事件が発生。事件を追う武藤吾朗(ロゴ)は、犯人が6年前に別れた幼なじみ・真木成美であることを知る―。遺言詞の文字が綴る、ヒトとコトモノの幻想詩。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞大賞受賞。

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    2010年09月19日
  • ランジーン×コード

    Posted by ブクログ

    専門用語と設定が多くて最後までいまいちノリきれず。ロゴくんはちゃんと主人公してるんだけど成実に食われて由沙美ちゃんがヒロインになりきれてなくて消化不良な感じ

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    2010年09月16日
  • ランジーン×コード

    Posted by ブクログ

    “人の姿でありながら、人と違う心を持つ者たち。
    価値観が違うのではない。見ている世界が違うのだ。
    英語圏では、遺言詞のことをLANG(言語)とGENE(遺伝子)を組み合わせてLANGENE<ランジーン>と呼称されるようになった。遺言詞そのものだけでなく、発話者自身もまとめてそう呼ばれることが多い。
    しかし、こと日本においては、遺言詞の話者に対して、こんな呼び名が定着していた。

    彼らはコトバによって生まれしケモノ。
    だから、ちぢめて――コトモノ。
    『言葉』二よって人の心に宿りし彼らは、『言葉』によって他者の心に子孫を残し、増殖していく。『言葉』そのものを遺伝子にした生命体。
    まさに言葉の獣だ。

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    2010年09月14日