山元泰生のレビュー一覧

  • 大谷吉継

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    「知られているような、知られていないような…」存在の人物を掘り下げる試みをした作品…なかなか愉しい!!殊に、この大谷吉継のように、後世に伝わっている色々なことがやや不足していながら、同時代の人達には敬愛されたであろう“将器”、“人物”を知ってみることには、大いに価値が在るのではないだろうか…

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    2012年01月05日
  • 大谷吉継

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    物語と言うより伝記っぽい書き方で(さすが人物文庫!)、吉継が活躍した部分をピックアップして掘り下げてある感じです。
    吉継は冷静に仕事をしているイメージが強かったんだけど、本作では戦でわくわくしたり感激して涙したりと、情に厚い武辺者な面がたくさん描かれていて新鮮でした。
    三成との関係も、見守るのではなく同じ目線で何でも言い合える仲という感じ。こういう豪胆な刑部もいいなぁ!

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    2011年03月31日
  • 大谷吉継

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    ネタバレ

    豊臣秀吉の家臣で
    様々な戦場で
    大いにその武力を発揮する
    石田三成とともに
    関ヶ原に参戦するが
    家康に負けてその人生を終える

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    2012年06月21日
  • 大谷吉継

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    北政所が西軍寄りとして書かれていることに感激。最近言われるようになったにも関わらず、未だに家康を支持したとか秀秋に東軍につくよう言ったとか書いてある本が多いので…。
    大谷吉継が主人公の本は初めて読みましたが、いままで知っているようで知らなかったことをたくさん知ることができました。
    吉継と三成の友情、ホントに好きです。
    処刑前の三成の毅然とした態度も心に残っています。
    最後のほうは泣きそうになることもありました。

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    2012年05月08日
  • 明石掃部

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    関ヶ原後の、明石様が長崎に行った年代が手許の資料とちと違い「ん??」という気持ちに…。
    (マイ史料は、宣教師が本国に書き送った年報の翻訳でござりまするゆえ、そちら記載の年代のほうが正しい気が☆)
    (生没年不詳の謎のお方でありますゆえ、誤差、生じまくりなのでござりましょうな…)

    それはそうと、これまで何となく詳細を知るのを避けていた明石様親族ご一同の、大坂の陣後の末路を、こたびかなり詳しく知ってしまひ…。
    そういう見方は避けておりましたが、やはり『悲劇の人』(悲劇の一族)なのだな…と認識、予想外に、重い気持ちになってしまった読後なのでありました☆

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    2012年04月12日
  • 明石掃部

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    後半生までしっかり書いてくれていてありがたいです。掃部は爽やかで優しくて、でも武士としての野心もあっていい感じ。秀家が掃部に頼りっぱなしで主体性に欠けるのがちょっと…あと迫害や拷問の描写が妙に力が入ってて生々しいので、苦手な方は要注意かもです。

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    2011年01月22日
  • 小山田信茂

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    僕の中では「土壇場で主を見限った最低な武将」でした。
    この本では二十四将としての活躍。
    最後の最後までの苦悩などが記されています。
    よくよく考えてみると、確かに裏切ろうと思えばいつでも裏切れたはずなのに最後の最後まで付き従ったのだがら様々な苦悶の末の裏切りだったのは想像が付きます。
    本書では最後まで裏切ってはいませんが。

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    2016年09月18日