三巷文のレビュー一覧
-
御冷ミャハと霧彗トァンの曖昧な関係性にどこか心地良さを感じました。
映画は観たことあったのですが、マンガはまた違った雰囲気で面白いです。 -
最近の漫画とは違って、すぐに物語の核心には触れないので全巻まとめ買いして一気に読んだほうがいい。
今回も過去(回想?)と現在の描写が絶妙に入り交じる。
食事の動作の描写がなんだか独特だ。匿名 -
原作を読んだことがあり、ストーリー自体は知っている状態で読んだ。
小説のコミカライズというものを読んだことがないが、違和感のある繋ぎ方にはなっていないように思える。
ここからどのように描写されていくのかが楽しみ。匿名 -
小説は読んでいましたがこちらも素晴らしいの一言です。三巷文先生は漫画雑誌での活躍を既に知っており、ストーリーの構成や作風がとても自分好みで作画を担当されたと聞いた時には運命を感じました。
表情の描写が特に上手くシリアスな内容にとてもマッチし、それでいて近未来の街並み・技術・watchmeによって数...続きを読むPosted by ブクログ -
#日本SF読者クラブ 早逝の作家伊藤計劃氏の最高傑作ともいわれる。というか残念なことに発表された作品が少なすぎる。
第40回星雲賞日本長編部門、第30回日本SF大賞受賞作のコミカライズ。劇場アニメ版をコミカライズしたといったほうが近いか。「虐殺器官」と同じ時系列に属する(本作が後)。
新型コロナウ...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよチェチェンに降り立った、トァン。
人間たちは、たえず自然を押さえ込み、都市を築き、社会を築き、システムを築いた。身体を数値に置き換え、わたしというものはノイズにすぎない。つまり、かつての人間には怒りや喜びや悲しみが必要だったのであって、さらには自分が人間であるという思い込みが必要だったのだ。...続きを読むPosted by ブクログ -
伊藤計劃の名作、ハーモニー。「報酬系の相互干渉がフィードバックを伴う再起的構造を取る。人間の意思が安定せず非合理的で予測が困難なのはこのためだ。だから、報酬系の価値評価曲線の調整というプロセスとしては単純な方法で制御することで混乱を避ける。調和の取れた意思を人間の脳に設定する技術とシステムをハーモニ...続きを読むPosted by ブクログ
-
舞台はバクダットへ。
完璧な世界とは真逆の混乱、混沌、の世界に。人々が自殺や他殺を行うようになってしまった。精神の命令系統に完全に意識が制御を効かせられなくなっている。この状態を解決すべく、トァンはバクダットへ飛ぶ。Posted by ブクログ -
百合ものとしても読めるし、SFとしても読み応えがあるし、単純な漫画作品としても素晴らしい描写が連続します
専門用語が多くて難解だけど、根っこの話は身近で理解しやすいし、原作未読の方でも全然楽しめる
シュールギャグ四コママンガのハーモニー劇場が早く拝みたいです -
今のところ原作を辿ってる。
だから読みやすいけど、一切の色がない。
何故か原作者の顔も見えないし、声も聞こえない。
映画は理解が足りないと思ったけど、今度は写生かなという感じ。
難しいなー。 伊藤計劃はやっぱり凄い。Posted by ブクログ -
ジョージオーウェルの小説のような世界。伊藤計劃の名著を漫画化。非常に面白い世界観を、綺麗な絵で見せてくれる。透明感がぴったりだ。Posted by ブクログ
-
この漫画の原作である小説は、御冷ミャハというカリスマに魅了された二人の信奉者が、その亡霊に振り回され続ける運命を描いた作品で、その運命が世界危機に直結している点が酷くセカイ系的で、これはゼロ年代に流行った言葉なんだけど、それを彷彿とさせて、ああ、00年代の息吹を感じるね、という塩梅である。脇道に逸...続きを読むPosted by ブクログ
-
小説版と流れがほぼ変わらずコミカライズされ、とても良質なーーSF小説の漫画版たるものだと思いました。
Booklive!という電子書籍で閲覧していたのもあって、2巻が出てからもう2年から3年近く、続きが出ないものだから、てっきり打ち切りにでもあってしまったのだろうか、と思い悩んでいた矢先の最新刊...続きを読むPosted by ブクログ -
『政宗くんのリベンジ』、先月につづいてまたの番外編。
来月は本編見られますように。