水野和敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メイドインジャパンの「品質」とは何か。安くて壊れないというのが主要な評価軸で、ユーザーが感性から尊敬する製品はほとんど作れていないというのはショックでしたw。
カルロスゴーンをしてMr.GT-Rと呼ばれた著者。四十余年来の日産マンでありながら社内水準に迎合せず、常に自身の感性を「アウタースケール(顧客の期待水準)」へと向け続けた思想に触れられる一冊。
レースでは当時、サーキットに来て日本人はサラリーマンの仕事をいていると揶揄された縦割りの仕事を変え、結果、デイトナ24時間で「ブッチギリで勝ってしまうと、きっとアメリカ人は日本人に対して、翌年にはレースの規定を変えてハンディキャップをつける( -
Posted by ブクログ
ネタバレ人と同じパラメーターで物事を見ないこと。
いちばんできる人に作業をさせるな。
チーム全体を見させる。
クルマづくりで一番重要なことはパッケージング。
新しいものをつくろうとしたら感性と創造力。
「責任と権限の基本方程式」
リーダーは
「責任」を会社と上司から与えられ、
「権限」を組織・チームと部下から与えられる。
「能数」
工数ではなく、能力の数。
最も効率的な50人のメンバーで可能にするために。
「人数X部品代X時間」
GT-R。
5000万するはずのクルマが800万でできた謎。しかも3年で。
エンジンとミッションの開発費が合わせて100億以下。普通 -
Posted by ブクログ
おもしろくて一気に読んでしまいました。
著者がどういう思いで仕事をしてきたのか、自分はそこまでやっているか(全然できてない)など、いろんなことを考えさせられました。
そんな思いで作られた日産GT-R R35だったら、ぜひ乗ってみたい!そう思ってしまいました。(でも買えないけど...)
リーダー(上司)として部下やメンバーとの関わり方も書かれていて非常に参考になりました。
ものづくりに携わている人に限らず、誰かといっしょに仕事をしている人、つまり、ほとんどすべての人にお勧めできる本だと思います。
「おわりに」に書かれた顛末もスゴイです。
この本の著者の水野さんといい、『人生に悩んだら「日