松村栄子のレビュー一覧

  • 雨にもまけず粗茶一服

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    茶道家元の長男に生まれた男子が家を継ぐことに違和感を感じて、出奔する話。メインストーリーを軸に茶道にまつわることがバンバン出てくるので、茶道をしている人には、面白いのではなかろうか。最初は取っつきづらかったが、続きの「風にも負けず~」に入ると、スルスル進み、あっという間に読み進んだ。

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    2012年05月18日
  • 雨にもまけず粗茶一服

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    初、松村栄子作品。
    コミカルでテンポ良く、さくっと読めました。
    遊馬はお金欲しさに家宝を売ろうとしてしまうようなイマドキの男の子なのに、
    ふとした仕草や茶道の事になると普通の人にはできないような振る舞いをさらっとしてしまう。
    そんなギャップが不思議であり、羨ましくもありました。
    身に沁み込んだ振る舞いはそう簡単に抜けるもんじゃないですよね。
    能天気な遊馬と正反対の性格である弟の行馬。
    彼が昔から考えていた壮大な計画を知った時はビックリ!
    そしてラストはほろっとさせられます。
    ドラマ化されても面白いかも。

    【「これからは自分らしく生きることにしたんだ。黒々とした髪七三に分けて、あんこ喰ってても

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    2012年03月03日
  • 風にもまけず粗茶一服

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    表紙の写真が残念。私のイメージする遊馬さんは、こんな雰囲気の人ではない。大学入試をサボってコンサートに行ったり、比叡山で天狗を捕まえてお茶を点てる様なお人だから、もっとワイルドな筈だと思っています。女性から好かれるのは、顔よりも「男らしさ」がその理由なんだと。せっかく面白い話の本だから、登場人物のイメージを読者が想像する事を妨げない表紙だったらなぁ。

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    2011年07月16日
  • 雨にもまけず粗茶一服

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    主人公はお茶の家元の跡継ぎを運命付けられている長男ですが、その中学生になったばかりの弟がすごい。自分は家元にはなれないという次男の運命をはやくも理解し、それを回避するための壮大な計画を練り上げ実行する。源氏物語もよみ、女性を自分好みに染め上げると公言する。すごいね。そんな弟に比べるとお兄ちゃんは人間味豊かで自由奔放に生きてるように見えます。このバランスが面白いです。

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    2011年07月16日
  • 風にもまけず粗茶一服

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    2011.03.29. 「雨にも負けず~」の続編。表紙の凛々しい男の子は、“超新星ゴニル”となっておりました。すごい芸名(?)…。

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    2011年04月22日
  • 雨にもまけず粗茶一服

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    2008.03.13. 出だしはちょっとのろついたけど、わりに面白かった。読みやすい、楽しい登場人物がよいと思う。茶道のことが全然わからないのが残念。あと、京言葉ってこんなに強烈なのかな。

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    2009年10月17日
  • 雨にもまけず粗茶一服

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    我儘な主人公の成長を描く青春小説。終わり方は予想できたけど、まだ続きが書けそう。主人公の弟のキャラがいい。

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    2009年10月04日
  • 雨にもまけず粗茶一服

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    家元の若様が出奔し、何故かあんなに行きたくなかった京都に滞在するはめになり、人間的にちょっぴり?成長する、コメディ。托鉢するエピソードとか、面白いです!

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    2009年10月04日