病院の待合室でたまたま手にした絵本。
日本キリスト教海外医療協力会からネパールに派遣された岩村昇先生が、現地で出会った若者の言葉がタイトルになっている。
病気のお婆さんを3日かけて病院まで運ぶのを手伝ってくれた若者は、自身も貧しい身なりにもかかわらず、お礼を受け取らず、「サンガイ ジウナコラギ(ネパール語で"みんなで生きるために")」と言って去っていった。
その言葉が、その後の岩村先生の活動の原動力になったそうだ。
自分のこと、自国のことしか考えない人が多い現在、こうした心のあり方を大事にしたいものだと思った。