清水勲のレビュー一覧

  • ビゴーが見た明治ニッポン

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    中国で駅に降りると、「俺のタクシーに乗れ」と
    言わんばかりに、運転手が
    たくさん寄ってくる。明治時代に人力車に乗れと
    赤ら顔の日本人に寄ってこられて、困っていた西洋人が
    いたそうだ。今も昔もおなじです。

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    2013年12月22日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    「ノルマントン号事件」の絵でお馴染み、ジョルジュ・ビゴーの作品100点を厳選し、それについて著者の清水勲氏が解説しています。

    ジャポニズムが一斉を風靡した19世紀末期、フランス人画家ビゴーは浮世絵目的に来日するものの、日本の奇妙な魅力にとり憑かれて、日本人の生活を記録していくことに興味が移ります。また、永住を決意し、日本人女性佐野マスと結婚しています。
    条約改正により生活不安を感じ、最終的には本国へ戻るものの、彼が日本滞在中に描いた作品はとても面白いです。

    外国人ならではの視点で、当時の日本の姿を在りのままに描いています。
    ビゴーの絵って本当に味があるなぁ。
    ふんどし

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    2009年10月07日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    歴史の教科書で誰もが一度は見たことがあるはずの、風刺絵を描いていたフランス人画家・ビゴーについての本です。めっちゃ面白い〜〜〜。お勧め!!
    第三者たる外国人だからこそその日本独特の不思議さに気づき、かつ記録することが出来た昔の日本人の滑稽な姿。

    明治時代の日本を知りたい方はぜひとも。

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    2009年10月04日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    教科書の端に載っている風刺画たちに興味を持った方は全員読んでほしい。ビゴーから見た日本が知れてとても面白かった。

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    2021年09月14日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    一度は教科書や資料集で見たことのあるビゴーの絵。本書は明治日本に来日したフランス人画家ビゴーの目を通してみた「日本人」論といっていいかもしれない。

    1860年にフランスで生まれ、若くして画才を顕し、12歳で美術学校エコール・デ・ボザールに入学、その後退学し挿絵画家として家計を支える。
    1882年にかねてより興味のあった日本に来日。しかし、ビゴーはかつてのフランス画壇の主流であった写実主義に固執し、印象派が主流になりつつあったフランス・日本両画壇に受け入れられることはなかった。ビゴーは仕方なく生計を立てるため、横浜居留地向けの挿絵画や風刺画の画集を売った。

    ビゴーはフランス時代には浮世絵に興

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    2016年03月09日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    中高時代、教科書で見て印象に残った風刺画。
    風刺画の解説をしてくれるような本はないかと探していたところ丁度見つけたのがこの本でした。
    再読の価値あり

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    2014年09月26日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    よく資料集でみるヴィゴーの風刺画。
    よくみるやつだけでなく、他のもたくさん見ることができて面白かった。
    明治時代、どういう風に日本人がとらええられていたのかがよくわかる。

    写真で記録する今では、新鮮に写る記録方法かも。

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    2014年08月24日
  • ビゴーが見た明治職業事情

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    写真でしか見ることのない歴史がイラストで存在することで鮮やかになる。屑拾い、泥棒などまであって、楽しくページをめくった

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    2012年09月30日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    教科書で見覚えのあるビゴーの絵を100点選び、明治日本の生活や文化を解説している。当時の、日本人の目線では注目しえないような風俗なども切り取られており、資料としても一級の物だと思う。ビゴーが日本に17年も滞在していたこと、日本人女性と結婚し一児をもうけたことなど、初めて知ることも多かった。
    日本におけるビゴーの政治的立場については、あまりにあっさり触れられているため物足りなさもあるが、眺めるだけでも非常に興味深い。女性の描写が美しかった。
    (2012.7)

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    2012年07月02日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    ビゴーとはジュルジュ・ビゴー、フランス人で明治期に着た漫画・写生画の画家のことで、有名な絵はノルマントン号事件の状況絵や日露対立の状況描いた風刺絵、あるいは選挙の投票風景、鹿鳴館外交の絵などが思い浮かぶが、それ以外にも多くの写生画を残していて、特に生活文化や庶民の生活に関する絵が多い。この書はそれらの多くのビゴーの絵画を解説する著作であり、ビゴーを授業などの教材で使おうという際には大変参考になるし、またビゴーの絵画の「絵解き」の参考になる。あと感じたのは意外と教科書にみられるような絵以上に、教科書に載せられない(掲載されない)様な男女間の諸相を扱ったものが多いというのも本著を観ると分かる。明治

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    2012年06月11日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    日本人が気にも留めない日常のささやかな1コマを、
    異国の画家ジョルジュ・ビゴーの目が鮮やかに切り取る。
    明治期のありのままの日本人が映る、良資料。

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    2011年11月26日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    一枚一枚の絵を充分に愉しんだ。何とも言えない味わいのある作品ばかりだ。日本人の顔も時代の流れとともに変わってきたことが、過去を遡ることでよく判る。現在の日本人の容姿の特徴は、背が高くなり、顎は細くなり、美男美女が増えたことであろうか。

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    2011年09月09日
  • ビゴーが見た明治ニッポン

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    読み終わったと言うより、ジョルジュ・ビゴーの描いた絵を一枚一枚とても興味深く味わったという感じですね。 日本人の姿形の多くは背が低く、一重瞼で、出っ歯でどことなく猿に似ているのだが、憎めないのです。

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    2011年07月28日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    絶対歴史の教科書で見たことある、あのイラストたち。
    たとえば、ノルマントン号事件のイラスト。
    それらを描いたビゴーの本がこれ。

    ビゴーのイラストを通して
    明治の民俗を知ることができるのが面白い。
    発展途上の当時の日本は
    外国人の目からはこう見えていたのか、
    というのがよくわかる。
    当時の日本では普通のことだから
    日本人は記録しない。そんなものばかり。
    その良い例がぺこぺこ頭を下げ合う日本人。
    あとシャツを着て帽子をかぶり、ふんどしを身に着ける日本人。

    ビゴーのなかなか見ることのないイラストが
    多数収録されているのはうれしいが、
    イラスト1枚1枚についている説明が
    時々脱線するのがなぁ…と思

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    2009年10月24日
  • ビゴーが見た明治職業事情

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    ビゴーの本、これで三作目です。やっぱり最初に読んだ本のインパクトには劣ります…が、私が学んでいる教育社会史にとって大変興味深い記事がチラホラ。

    この本は職業をテーマにしているので、性別も、年齢も身分も様々な人たちが登場します。

    中でも興味深かったのは、女性の職業です。
    今だからこそ色んな職業に就けるようになりましたが、当時は本当に女性の職業が少ない!
    そんな中でも、薬剤師や先生等をしている女性がいることは素晴らしいです。

    また、本来男女比は一対一の筈なのに男性人口の方が多い…これには、働き手になれない女の嬰児の「間引き」が行われていたからという理由が隠されています。
    間引きは知って

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    2009年10月07日
  • ビゴーが見た日本人 諷刺画に描かれた明治

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    明治時代日本で活躍したフランス人画家、ビゴーが描いた風刺漫画100点を紹介したもの。ビゴーの絵は当時の日本をリアルかつシュールに描いてあり、毎度感心する。でも、その風刺画の中には日本人を軽侮する西洋人ビゴーの姿も時折垣間見える。

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    2009年10月04日
  • 風刺画で読み解く近代史

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    ネタバレ

    1つの風刺画に対して、その絵の解説、背景、日本や世界の状況をわかりやすくまとめてくださってて、初心者の私にもとてもわかりやすかった!
    解説→絵の順で記載されているので、先に絵があったらそこから想像しながら解説読めるのになぁとおもった。

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    2025年05月11日
  • ビゴーが見た明治職業事情

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     明治期に来日し、多くの風刺画で知られるフランス人画家ジョルジュ・ビゴーの絵から、職業(主に明治維新後に登場した新職業)に関わるものを選抜し、明治社会の人びとの生活実態の一端を示している。最底辺の貧民から特権階級まで多岐にわたる。解説は最小限で、簡単な「明治事物起源・職業編」とでも言うべき内容である。

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    2014年11月01日
  • ビゴーが見た明治ニッポン

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    外国人の手による日本の記録は貴重だと思います。何が誤解されている(いた)のか解りますし、日本人にとって当たり前すぎて気に留めていないけれど大切なものに気付かされるからです。特に海外にとって「フシギの国ニッポン」だった時代のものほどそう思えます。この本ではひとりのフランス人の目に映った明治の日本がさまざまな形で紹介されています。日本人が残した記録からは見えてこない物もあるので、大変重要な史料だと言えます。ビゴーの視線は庶民にも多く注がれいて、特に女性を温かい目で見ているあたりはパリ生まれらしい気がします。

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    2013年01月27日
  • ビゴーが見た明治職業事情

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    明治の人々の写真などは鮮明でなく、また変な着色などされていて見難い物が多い。この本の場合、写実的な絵により、より当時の情景が鮮明に描かれている。例えば馬に曳かせる鉄道など初めて見た。

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    2012年02月06日