清水勲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
寝る前にチマチマ読みました。
私としては、前の「ビゴーが見た日本人」の方が好きでした。
そちらのほうが風俗習慣についての作品が多く掲載されていたからです。
好みの問題でしょう。
ただ、この本で注目すべきなのは「写実の日本−報道画」の章です。
彼は日本で、まだ写真が普及していなかった時代、現場を取材して絵に描くといったジャーナリストとしての仕事もしています。
その絵が大変写実的で、しかも原画はカラーとのことです。(この本では白黒で掲載されています。)
カラーで見てみたいーーー。
普段の、ちょっとデフォルメされたビゴーの絵とはまた一味違った面白さがあります。
写真が普及するにしたがって、その需要がなくなり、報道画は廃れていくようですが、これは一見の価値あり。
最後の章、「無念の日本−不安画」では、ビゴーが日本を離れることを決意した中で書かれた、諷刺色の強い作品が掲載されています。
ビゴーのようなすぐれた画家がそのまま日本に留まっていられるような環境だったら、他にもっといろんな作品が生まれただろうにな・・・と思いますが、当時の日本人の対外国人感情を考えると仕方の無いことかもしれません。
次は、「ビゴーが見た明治職業事情」を読んでみることにします。 -
Posted by ブクログ
社会の教科書でよく見たジョルジュ・ビゴーが、明治時代の日本の色々な職業の人を銅版or石木板で描いたもの、をまとめた本。
ビゴーは明治19(1886)年に来日、貧しい一般人の中で過ごすなどして、思った以上に当時の日本のことを知っていたようだ。
◎明治の人口は3,000万人前半からスタート、明治末年には5,000万人に。
0.01%の貴族、5%の士族、1%の宗教関係者、94%の平民。
◎江戸という都市は以上に男性が多かった。
享保6(1721)年には、男:180 女:100
独身男性が多かったから秘画浮世絵が売れたといわれる。
幕末には、男:105 女:100
明治になると男の割合が再び上昇。
新しい商売・産業・企業が生まれ、男性労働者の需要が高まった。
建設期の年は男性が多くなるのが一般的特徴であった。