金賛汀のレビュー一覧
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朝鮮総連と聞くと太平洋戦争に日本が敗戦し、当時大量に日本に連行され強制労働させられていた朝鮮人の解放目的で設立され、その後北朝鮮へ影の献金をし続ける闇組織といったイメージがある。正式名称「在日本朝鮮人総聯合会」は概ねその様な経緯を現在まで辿る。本書は朝鮮総連の成り立ちや、これまでの活動実態について、元総連に所属していた筆者が実態について明らかにしたものである。但し、筆者の考え方や思想が余りに過激な方向に向かってしまうと筆者の身の危険にも繋がりかねない為、あくまで事実の羅列に重きを置いて語られ、それに対する筆者の想いや判断は極力除外されている。よって朝鮮総連の歴史研究という見方をするのが適してい
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Posted by ブクログ
日本ですっかり悪名高い存在になってしまった朝鮮総連。なぜ朝鮮総連は金親子に奉仕する組織に成り下がってしまったのかを検証する。
総連もかつては貧しい在日の人のために活動していた時期があった。しかし、北朝鮮政府の思惑と内部紛争により、組織は徐々に変質してゆく。北朝鮮の実情を知りながら、「地上の楽園」として多くの在日の人を北朝鮮に送り込んだ罪、北朝鮮の経済を支えるために在日の人から様々な名目で搾取をした罪、日本社会との共生を目指す在日の人を裏切り者として理不尽に批判した罪、マスメディアに対して強硬な圧力をかけた罪等々、この本では総連の罪が次々に暴かれる。そして、在日の人に対する著者(著者自身も在 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
在日朝鮮人のために生まれた組織が、なぜ「北朝鮮・金日成親子の手先」へと変質していったのか―。
組織結成の知られざる経緯、新国家建設・祖国望郷の思いを裏切った「帰還運動」、そして北朝鮮への送金のカラクリや、批判者に対する執拗な糾弾の実態、日本人拉致問題で暴かれたウソ…そのすべてがいま明かされる。
かつて組織内に身を置いた著者が、痛恨と義憤の思いで綴った「もう一つの戦後史」。
[ 目次 ]
プロローグ 壊れていく朝鮮総連
1 戦後に誕生した朝鮮人団体
2 朝鮮総連の結成
3 朝鮮総連の変質―指令は万景峰号で
4 韓国の瓦解をもくろむ秘密工作
5 堕ちた総連、反在日的存在に
6 批判