宮澤正憲のレビュー一覧
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<目次>
第1章 「考える力」とは何か?~過去を学んでも、新しいものはつくれない
第2章 「考えない頭」をリセット~固い頭をアイデア脳に変える
第3章 インプット~「考える」のは情報収集から始まっている
第4章 コンセプト~アイデアの肝を一言で共有する
第5章 アウトプット~アイデアを飛躍させ、人の心を動かす
第6章 共創力を考える~型にはまらない「考え方」を考える
<内容>
博報堂執行役員が、東大の特任教授となって「考える力」を育てる授業をおこなっている。そのノウハウを書籍化したもの(もともとは2017年刊の本)。段階を踏んでいるし、具体例もある(乃木坂46のメンバーによるもの -
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ネタバレ「改善はできても、新しいものは生み出せない」という、日本が抱える大きなジレンマ。
博報堂が創った思考法「リボン思考」を用いて、新しい考えを生み出せるようになろうということを説いた本です。
リボン思考のフレームは、インプット、コンセプト、アウトプットの3つです。
それぞれについて事例を出して説明してくれていますが、いかんせん、日本一の大学東大の教養学部で講義されたものだけあって、私にはなかなか難解でした。
ただ、為になることはたくさんありました。
私がインプット、コンセプト、アウトプットの全ての過程をたどるような仕事をすることは、めったにないので、流れとして使いこなす必要はなく、要所要所で -
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東京大学でブランドデザインスタジオを運営し、そこで教えているリボン思考というフレームワークを使って様々なアイデアを出す技術を解説した一冊。
インプット、コンセプト、アウトプットという3つのプロセスを経てアイデアを具体的なものにする手法が紹介されており勉強になりました。
調査の手法やコンセプトの掘り下げ方の手法なども種別に紹介されており、参考になりました。
また、乃木坂46や東大生のBranCoなどでの実践的なリボン思考を使ったアイデアの紹介も本書の内容をより深く理解することができました。
とにかく量を出すこと、アイデアを否定しないこと
、制限や常識に囚われないこと、枠組みそのものを新たに創 -
Posted by ブクログ
東大が博報堂と組んで行なっている授業、答えをいち早く導きだすことに優れている東大生に答えのない問題をチームで解かせる授業。実社会でそのまま通用する、というか実社会で行われている運用方法なのだろうと思う。とてもいい経験になる気がする。教育もどんどん変わっているし、もっと破壊的に変えていかなければ、「良い奇人」を産み出すことは難しいし、どんどん世界から取り残されていってしまうと思う。
自分も実社会に居ながら、このような経験をほぼしてきていないので遅まきながら色々と出て行って経験を積むことをやっていこう、40歳でもまだ間に合うさ。
千3つ思考=千個アイデアを出して使えるのは3つくらい。それくらい -
Posted by ブクログ
考える力というかアイデア出しの方法といったほうがふさわしいかも。リボン思考、大変参考になるがいざ実践となるとどうしていいかわからないというのが正直なところです。
井の頭線のエピソードで”電車に乗らない”選択をした点については非常に興味深く読みました。一方のグループが電車に乗る(=現場直行)を選択したのに、こちらのグループは乗らない選択をした、前者はこの時点で最終的にいきつく結論が狭められてしまう可能性が高く(現場にいくことでもっと見えてくるものもあるかもしれないが)、後者のグループのように俯瞰的に考えることで考える幅を広げることになることがあるということでしょう。さりとて”現場に直行”が悪いこ