この文庫本から手に取ったのですが、とても内容がこく、そして水樹奈々さんが何も隠さず、ありのままの自分を書いていることが伝わってきました。
2章の後半部に「自分でもぞっとするぐらい心の中に黒い部分があることを、そのとき私ははじめて知った。」とあります。このころから、水樹奈々さんは自分と向かい合い、自分
...続きを読むの感情を知っていたんだと思います。その感情に至るまで、この本で書かれている以上の苦労があったから、そう感じるほどに心が成熟していたんだろうと思います。
多くの苦労を詰み、たくさんの人たちと関わることを通して自分を見つめ、そして家族・スタッフ・ファンの人たちのために全力を注ぐ姿勢は、感動させられっぱなしでした。
水樹奈々さんにとっての「深愛」は、親愛・信愛・真愛・心愛・清愛・・・そういった愛の結晶なんだと思います。
たぶん私のようにハードカバー版を読んでいない方も多いと思うので、是非手に取って欲しいです。