水樹奈々のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの文庫本から手に取ったのですが、とても内容がこく、そして水樹奈々さんが何も隠さず、ありのままの自分を書いていることが伝わってきました。
2章の後半部に「自分でもぞっとするぐらい心の中に黒い部分があることを、そのとき私ははじめて知った。」とあります。このころから、水樹奈々さんは自分と向かい合い、自分の感情を知っていたんだと思います。その感情に至るまで、この本で書かれている以上の苦労があったから、そう感じるほどに心が成熟していたんだろうと思います。
多くの苦労を詰み、たくさんの人たちと関わることを通して自分を見つめ、そして家族・スタッフ・ファンの人たちのために全力を注ぐ姿勢は、感動させられっぱな -
Posted by ブクログ
ネタバレ彼女が苦労人であることは聞き知っていましたが、それはもっぱら金銭的なものだとばかり思っていました。でも、小中学校時代にクラスメイトから受けた嫌み・中傷の類いや、師と仰ぐ者から受けたセクハラまがいの行為とか、その重ねた苦労たるやこんなにも凄まじいものだったのかと驚くばかり。
そんな彼女を支えていたのは家族への深い愛であり、親友と呼べる友の存在であり、彼女自身のポジティブな思考なのでしょう。
いつもパワフルに歌い、演じているという彼女のイメージからはかけ離れた、傷つきやすい一人の等身大の少女の姿がここにはありました。楽しいことばかりではない、いや、どちらかと言えば彼女にとってトラウマにもなっている