吉村慎吾のレビュー一覧

  • イノベーターズ 革新的価値創造者たち

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     吉村慎吾さんにとっては、初めての著書(2014発行)であるためか、まとまりがあるとは言えないが、先に読んだ『日本流イノベーション(2017発行)』に比べ、まるで生の講演を聴いているように、魂をぶつけられているような熱さを感じた。

     イノベーションは、技術革新をは違う、とのことだが、テクノロジーの進歩がニーズを満たすシステムに繋がる瞬間を掴むことが、イノベーションを生むということは間違いない。

     この本を読んで良かったと思うこと、それは「幸せとは?」「愛とは?」「人生の目的とは?」という答えの出ない問いに、著者である吉村慎吾さんご自身の考える「人生の目的」が堂々と書かれており、それは誰もが

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    2018年03月17日
  • イノベーターズ 革新的価値創造者たち

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    ネタバレ

    Innovation or die.

    会社が成長する過程ではイノベーターではなくオペレーターが活躍する。オペレーターの大事にする価値観は「秩序」「安定」「効率」である。彼らの存在そのものが会社の成長抑制因子となる。彼らは善意でイノベーターが絶対に答えられない質問を矢継ぎ早にして苦しめ、挑戦意欲、創造意欲を削いでしまう。完全なる善意と無知の恐ろしさ。
    貴重な時間が自己満足に費やされている。追求すべきは発明や技術革新ではなく社会的価値の創造である。
    ビジネスのどの領域にもイノベーションはある。トヨタのかんばん方式、完全禁煙のスターバックスコーヒー、文房具販売のアスクル、アメーバ経営など。
    イノ

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    2020年08月13日
  • AI時代に輝く経営の教科書

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    スマホネイティブの若者たちの生き方や働き方、それを踏まえたマネジメント方法など、筆者の主観的な要素も多いが納得感がある。「いかに自分らしく楽しく生きるか」が若者たちにとって大事というのは同感だ。ただ、バブル世代以降の人、今の50代、40代の多くもそう思っているのではないか。違うのは熱中する対象と熱中のしかただろう。人生は暇つぶしとはまさにその通り。フロイトは「幸せは熱中の中にある」と言ったらしい。これもまたその通り。経営の教科書というよりも、これからの生き方として読んだ方が読みやすいかもしれない。

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    2019年07月05日
  • 日本流イノベーション 日本企業の特性を活かす成功方程式

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    イノベーションは、危機を乗り越えるために起こさなければならない。
    AI時代を生きるビジネスマンにとって、必読の書
     上司が聴いてきた講習会のフィードバックをしてくれた時、直感的に、これは講師の著書を読んでおいた方が良いと感じた。イノベーションは、更なる成功のためではなく、むしろ危機を乗り越えるために起こさなければならない、という示唆が新鮮だった。私は企業の目標を存続だと考えていたが、吉村慎吾さんは、存続は奇跡だという。確かに提示されている様々な事例から、産業革命なんて言えない小さなイノベーションが起こるたびに、誕生した業種がある一方で、消滅した業種もある。改革の兆しを確実に察知し、波に乗るセン

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    2018年02月25日
  • 日本流イノベーション 日本企業の特性を活かす成功方程式

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    アメリカIoTの事例紹介とそれによる産業構造の変化を予見する。時代の流れ、方向性を考えるにはよい本である。イノベーションに関しては既に他の本で語られているような内容なのでこの本独自の気付きは少ない。AI化に対する仮説があまりに極論すぎるのが残念。このあたりがいかにもコンサル系の概念先行論という感じ。

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    2017年05月30日