伊藤洋志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレひとこと言えば、真似するのは簡単ではない。むむぅー、という感じです笑
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学びは多くありました。
まずもって、本作は18件の小商いを始めた方々のライフストーリーです。だから本当に背景や理由も様々。副業っていうと、もうなんか専門的なものを持っていてそれを梃に始めるとか、ITバッチシ理解してて、ネットでSEO対策してアフィリエイトを云々とか、とても敷居が高いとか結局本業以上に頑張りが必要とかいう感じがありました。
しかし、作中の方々は何というか、本当に身近なところから商いの種を見つけているんですよね。それこそ隣のおばあちゃんの買い物の代行みたいな。そういう身近なお困りごとを逆手に取るという観点は良かったなあ。
他にも、フリーマーケットや青空市での出品をテストマーケティングに使うとか、地の利を生かす、自分が欲しいサービスを形にする、地域差を利用する、ネットを利用する、等々随所に出てくるワードには、ふむふむってなりました。
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他方で、ちょっとなあと感じたのは、やはり若い方の事例が太宗だったということでしょうか。
私のような子育て終盤世代(というかここから教育費のピークを駆け上がる世代)の事例なんかはないんですよね。なので、若い方が思い立って田舎へ移住する、とかいう本に出てくるような選択肢は私はちょっと取れないなあと感じた次第です。
また、「好きが高じて」という事例も幾つかあったのですが、私なんぞはその「好き」が分からなくてここまで来ちまいまして、という輩であります。だから、好きが突き抜けているひとはちょっと参考にならなかったかなあ。
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ということで、小さく始める商い事例集でした。
色々書きましたが総論は参考になりました。少なくとアクション取ってみる気にさせてくれました! また、各種手続きや資格、索引等をまとめた巻末の「小商い便利帳」は秀逸。考えるべきことがこんなにあるのか、とちょっと折れそうになりますが、問い合わせ先とかがしっかり書いてありますし、商い始めたら絶対便利だと感じました。
副業を考えている方、自営を考えている方、自分で何か始めたい方には参考になる一冊かと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍で自粛生活が長引いたことにより,精神に不調をきたす人たちは多かったのではないだろうか.コロナ以前は意識もしなかった,日常に存在する「イドコロ」が,自粛生活によって奪われてしまうと調子が悪くなってしまう.今更そういうイドコロのありがたみがわかる.
人間関係があまりにも大きくなりすぎてしまった世の中で,心の平穏を取り戻すために消費を中心としたストレス発散方法を実践しても,それは持続可能ではないかもしれない.
この本に書いてある「イドコロ」をつくる様々な方法を楽しみながら実践すると,確かに心が安定すると思う.大事なのは,一箇所に依存しないこと,ゆるりとしたイドコロを複数持って,乱世で正気を保つこと.納得させられる内容だった. -
Posted by ブクログ
○問題提起
現代社会は専業化が進みすぎて、一つの会社でつまらない仕事をして心身や時間を蝕まれていくような人が多い。
○解決策
生活に密着した「ナリワイ」を複数作ることで、生活の自給力を高めつつ、ゆとりのある生活をすること。
2012年の本だけど、現在は当時よりスキルシェアサービスも増えており、より実践しやすい環境になってる気がする。
○実践方法
・つまらない支出を見つけてカットすることで、世の中にある大規模な事業に対して矛盾を見つける感覚が磨かれる。(結婚式、旅行、マイホームなど)
・世の中にこれがないのはおかしいと思うものを作ってお裾分けするビジネス。 -
Posted by ブクログ
趣味の延長ではじまったビジネスの事例を紹介している。
少ない資金で始めた人たちばかりなので、身近に感じて勇気をもらえる。
自分ができそうで、やってみたいと思ったのは、自転車での移動販売。ケーキや古本の事例があったが、中古レコードや古着、コーヒー豆やクラフトビールもいける。
例えば、美味しいロースター3店舗からそれぞれ1種類ずつ豆を用意し、水筒に持参して飲み比べできるようにし、お客さんに気に入ったコーヒー豆があれば買ってもらう。宣伝にもなるからお店にも喜んでもらえるのでは。
小商いは儲けではなく、人脈や信頼づくりと心得る。
それがビジネスにつながるんだと思う。 -
Posted by ブクログ
ひとつの会社に勤めて、働き上げる。
転職をするのは選択肢としてありだが、あくまでも一つのことをやり抜く。そういう選択肢しかなかった私にとって、複数の小さなナリワイを持ち、それらを組み合わせて生活していくだなんて、目から鱗の発想だった。そんなので生活していけるのかしら。最初は訝しげだったが、確かに田舎に住んでから、今まで必要だと思っていた生活費やランニングコストって本当にそんなに必要なのか?と思うことはままある。かつては狭いワンルームマンションに月々数万円払っていたが、今はその3分の1程度の金額で10倍広い古民家に住んでいる。
でも、自分にはそんなお金を稼ぐような能力はない。そんなことができる人は一握りの限られた人。そう思いがちだが、周りを見渡してみると、田舎では若くて元気がある、だけでも確かに需要はありそうだ。一つの所に勤めてしまうと、そこにかなり時間を拘束されてしまうので周りが見えないだけで、実は小さな需要や小さなナリワイは、気付きさえできれば結構ある。らしい。
ワークショップで習った何かの技術を、私は打ち上げ花火的にその場であー楽しかった、と終わらせてしまう傾向があるが、習ったものを自分のモノにして、今度は自分がワークショップをすることだって、小さな小さなナリワイだ。
助産師として考えたとしても、助産院を立ち上げる!となると壮大だけど、小さなことでお小遣い稼ぎならできるかもしれない。
自分にも、何かできないものか。この本を読んでからずっと考えていたところ、一つの場面を思い出した。友人の結婚式に呼ばれて行った時のこと。同じテーブルには、同年代の女子達が沢山いた。授乳中の赤ちゃんを家に置いて、参加している。つまり、結婚式から披露宴の間の3.4時間程度、授乳ができないのでおっぱいが張ってくる。必然的に搾乳が必要になるが、普段直母しかしていないと慣れない搾乳はかなり手がかかる。同じテーブルに座った人がトイレに搾乳に行くと行ったので、良かったら私手伝いましょうか、と搾乳をしてあげたら、めちゃくちゃ喜ばれた。搾乳なんて、毎日仕事でしているので、ちょろいものだ。自分には屁でもなくできることが、他の人には喜ばれる。この体験は、自分にとってとても新鮮で嬉しかった。
じゃあ、搾乳事業を立ち上げるとか、そういう大仰なことではなくて、こういう小さなアイディアの種を、流さず残しておくことが大切なのだ。そして、小さく始めてみること。助産師も、病院に働くか助産院を開くかの二択しか今までなかったが、柔軟に色々な働き方ができるかもしれない。助産師×〈?〉の可能性とは。そんなヒントをくれた、画期的な本。