小野一起のレビュー一覧

  • よこどり 小説メガバンク人事抗争

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    仕事は誰かのためにするものであることの大切さを改めて感じます。自分のため、組織だけのためにやる仕事は内向きで、組織を腐らせるきっかけになり得るものです。自分の信念は何か、大切なものは何か、当初抱いた志を忘れずに日々の仕事に取り組みたいと思える一冊です。

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    2020年05月31日
  • よこどり 小説メガバンク人事抗争

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    歴史は繰り返す。
    権力という魔物に取り憑かれると、本当のお客さんが見えなくなり、何が正しいのか分からなくなる。正しいことを主張するには、力を要する。すると派閥の形成などに時間が取られる。すると迷路に入り込む。いつの時代にも権力争いは繰り返され、権力に満たされるものは、道を誤る。そんな人間の葛藤と高揚を銀行という舞台で広報部を通して描いた一冊。

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    2020年05月23日
  • よこどり 小説メガバンク人事抗争

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    俺はサラリーマンじゃない、ビジネスマンだ、と豪語しているけれども、結局組織に巻かれていくもの。
    銀行員さんは身に沁みる話でしょうなあ。

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    2021年02月14日
  • よこどり 小説メガバンク人事抗争

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    『部下の手柄は上司の手柄。上司の失敗は部下の失敗。ただし、心配する必要はない。君も君の部下に同じようにやればよい。これが銀行だ。」
    半沢直樹を意識して描いたのだと思うが、話に深みがない。今どき、こんな銀行員はいないと思う。半沢作品が素晴らしいのは、ディテールの良さもさることながら、勧善懲悪でスッキリする爽快感ではないだろうか。
    二番煎じのこの作品は、世の中のえげつなさだけを強調しているようで、後味が悪い!

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    2020年08月03日
  • マネー喰い 金融記者極秘ファイル

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    うん、なんか記者のことがよく分かる本。

    思わず、そんなにスクープって重要だろうか?とか考えちゃう。けど、まぁ、ゆっくり読む雑誌ではなく新聞ということになると、そうもなっちゃうんだろうなあ。とも思うけど。
    とりあえず、ここまでの切ったはったは私には向いていないということだけは確実(笑)。
    彼らはほんと偉いねー。度々出てくる時間描写、容赦なく深夜だし。

    とりあえず、記者は、「情報を集める・取る人」というイメージが強いけど、それよりも、なんていうか、あるときには情報を与える人にもなり、得る人にもなって、なんていうか人をつなぐ職でもあるんだなって感じました。
    ある意味リサーチャーでもあり、確かに何

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    2017年02月15日
  • マネー喰い 金融記者極秘ファイル

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    ネタバレ

    初の小説とのこと。まだフィクションを描くということに対する慣れのなさは感じられるが、これから続けていきポスト池井戸潤を狙って欲しい。内容としては金融庁・大手銀行・外資系金融・政党とこれらに翻弄され「抜かれ」「特オチ」を恐れる新聞記者が題材。個人的には最近の記者クラブ制度とそれによる横並びに近い報道姿勢から考えて、ここまで特ダネにこだわり特オチを恐れる記者も珍しくなっているのではないか、と感じるし、また金融庁は金融庁で検査局がそんなに「正義」めいた志に溢れているとは思えないし、大手銀行も大手銀行で傷口がここまで広がる前に手は打つだろうし、政党は政党でこんな胡散臭いのが政権与党になれるとは思えない

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    2014年11月06日