末延芳晴のレビュー一覧

  • 慶應義塾文学科教授 永井荷風

    Posted by ブクログ

    モダニストとしての永井荷風から晩年の江戸下町文化を愛する反モダニストとしての永井荷風の生まれ育ちにも焦点を当て、また荷風門下と言える慶應義塾関係の文学者を要領よく紹介してくれる興味深い評論です。ただ、この著者の末延さんという方は針小棒大というか、僅かな言葉やささやかな事実から、妄想を逞しくして無理矢理自分の望む方向に勝手に人々の心を忖度してそれで自己満足しているところがあります。第一、多くの女性を書き、そして女性と交わることが多いとしても稀代の好色文学者、という荷風に対するレッテルにも、違和感があります。またロシア女性を口説いて振られたときに、日露戦争時だったために、ちょっと「国家と個人とはど

    0
    2019年12月30日
  • 慶應義塾文学科教授 永井荷風

    Posted by ブクログ

    慶応の教授をしていた、のは知っていたが、「三田文学」のねっこをつくったのはしらなかったし、 多くの文学者を輩出するイシヅエを築かれたとは。何か、荷風のイメージと合わないなあ。

    0
    2019年06月04日