伊井春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
明治後半、日本に居住した英国人ゴードン・スミスが残した日記の中から日露戦争に関連した部分の紹介。
40歳を過ぎてから大英博物館標本採集員という立場で来日し、その後何回か英国に帰るものの、最終的に62歳で亡くなるまで、妻子を本国に置いたまま日本に滞在を続けた。
民間人ではあるが、日英同盟を締結した同盟国市民として日露戦争の推移を見守るとともに、戦争の被害者である孤児や未亡人、傷病軍人の救済に私財を投じた。
彼が再三指摘しているが、当時の日本では徴兵された兵隊も、一般の大衆も極めて自制的で、酔っ払って騒いだり喧嘩する者がなく、常に粛々と行動していることに感心している。
英国人の目から見た日本人の大