麻倉一矢のレビュー一覧
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主人公・柳生俊平の強さが妙に自然体で、それだけに愉快だ。登場人物も不思議な軽さを持った奴ばかりで、楽しめる。
一万石の大名が三人、貧乏なのは参勤交代の義務があるから。江戸での暮らしは、史実ではかなり窮屈だったはずだが、この三人はやけに伸びやかにやっている。2000石の旗本と、大して変わらなかったとも...続きを読む -
…随分と俊平が「藩主」していたハナシだった。
しかし、江戸幕府は、大奥があった分、現代より政治的な組織構成としては複雑だったのかも知れないな、などと思ったハナシでもあった。
とまれ、「可愛い子には旅をさせよ」も、難しい事である。路銀をやって武者修行に出したつもりが、追い出されたと勘違いされたのでは、...続きを読む -
久し振りに面白い痛快時代劇小説に会いました。読んでいて知らず知らずに引き込まれ大名、町人、将軍家、大岡越前、等を登場させて尚且つ庶民を味方につけ町方のいざこざから思いがけないお家衝動、剣客としての流派等
読んでいて引き込まれて行きます。
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物語の進展が早く、読んでいて飽きが無い、しかし最後のストーリーが
単純過ぎて何か物足りない感じがする。
しかし、実在人物でのストーリーが
読み終った後の爽快感が良い感じ、
続編が読みたくなる。 -
第十五弾
今回は大川に架ける新橋に係る利権を巡る策謀
黒田藩、大大工、地元ヤクザ、さらには老中、道奉行、大奥と、どうも悪を退治せずになあなあで済ますいつものパターンやはり面白くないPosted by ブクログ -
第十四弾
貨幣改鋳を担う金座の後藤庄三郎、彼に身請けされた雪乃
薩摩藩が呼んだ金細工師と舞姫、これに元海賊の大名も絡み
悪事が
何故か穏便な処置、Posted by ブクログ -
第九弾
何故か読み忘れ、有能な幕臣、その裏での策謀に頭を痛める吉宗
密命を受けた俊平は、奥州藤原氏の財宝を秘匿したと思われる結城家の財宝の行方もPosted by ブクログ -
第十三弾
水戸藩が行う陰富を止めさすように吉宗から
水戸の庶子と親交を温めながら水戸藩の悪の一派を
しつこく手を出してく一派、最終的には一部血の雨が?Posted by ブクログ -
第十二弾
加賀藩の改革派と守旧派の争いに巻き込まれ
裏で暗躍する鴻池にも疎まれ、飼われている道場主の策謀を退けたが
何か中途半端Posted by ブクログ -
第十弾
今回は吉宗の後継者の件、問題があると言われている家重と
その弟達と取り巻き、当然、これ程大きな利害は
お局達と地主をも巻き込み、傍若無人の大名を懲らしめるPosted by ブクログ -
第七弾
天一坊に続いて次は姫が、これに黒田藩・有馬が、三池藩に策謀を、これは新しい火力として石炭の品質と販路を
姫は町人の妻に、そして伊茶姫が側室に?Posted by ブクログ -
第六弾
身勝手な風狂大名鳥取藩主の野望、伝説の名物「平蜘蛛の茶釜」が柳生に?
剣客を柳生に送り圧迫、対抗しして将軍の元御前試合が
同門対決には一刀流の伊茶姫が、武蔵の流れを組む老剣客には十兵衛の杖で俊平がPosted by ブクログ -
第二弾
良く分からないが十代将軍の時代に南朝の後胤が、母が天皇に近づけられた密偵?そして無事に江戸にいることが分かり対面は果たすが!
宿敵となりそうな醍醐彦九郎!
この程度の内容での続きはシンドイPosted by ブクログ -
第四弾
結構じれたい展開、家重と弟の田安一橋家の争い?
幕閣の大部分が敵対してるためか兄弟思いか結末を長引かせている
鉛、水銀をを使った仕掛けに根来忍者が
これからもこのパターンで続くのか?Posted by ブクログ -
第二弾
吉原の花魁3人が行方不明、秘かに殺され身代わりが御庭番が化けて将軍の暗殺に、蛍姫の活躍で阻止
今度は薩摩藩を巻き込んだ大岡暗殺計画、
九代将軍家重と弟の田安一橋一味の陰謀、何か無理がある?Posted by ブクログ -
第三弾
今度は元海賊大名による利権争いと二卿の陰謀
塩飽水軍と丸亀藩対高松藩と水戸藩、これに幕府の船手奉行向井と三浦水軍が係わった陰謀
次期将軍の地位を目指しての争いPosted by ブクログ -
シリーズ第一弾
月光院の年の離れた弟慎之助が訳ありの九代将軍家重を守り
江戸城の大部分を敵とし将軍の弟たちと事を構える
味方は大岡忠光と暗殺された公人朝夕人の一家(後見人に)、そして葛西衆と丸亀京極藩の姫君
先ずは酒に仕込まれた暗殺計画を潰すPosted by ブクログ