田中康弘のレビュー一覧
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現在、絶滅が危惧されている文化の一つが山里文化である。規制が厳しくなってマタギや猟を止める人が増え、若者は厳しい山から離れていく。山での出来事を語る人が消え、聞く人が消える。ならば完全に消える前にせめて収集せねば、と著者が聞き集めて著した山里怪談集の二作目だ。
今作も山里ならではの話に溢れており...続きを読むPosted by ブクログ -
第2弾ということで若干ネタが薄くなったような印象があるし、それ山の話じゃないやん! とツッコミたくなる小咄もいくつかあったりするが、全体としては前作を踏襲して不気味な空気を醸し出している。
山の仕事を生業にしている人たちとは比べるべくもないが、自分も趣味レヴェルでチョロチョロと山歩きをする機会が多い...続きを読むPosted by ブクログ -
趣味で山に登り、仕事では夜中に山に行くこともあったので、なんとも言えないイヤーな感じとか、ここは絶対に人智の及ばない何かがある神聖な感じ、霊感のない私でもよく感じていました。
だから単独山行って怖くて出来ないのよね。Posted by ブクログ -
<目次>
第1章 胸騒ぎの山
第2章 彷徨える魂
第3章 森の咆哮
<内容>
山の怪異についての本、第2弾。相変わらず淡々と聞いたことが綴られるだけ。怖さはさほどないが、不思議感が残ります。Posted by ブクログ -
怪異の記録としても貴重な証言の数々だろう。
取材大変だろう…
不思議と山や宿など、出てくる舞台に行きたくなるのでなんか大昔もこういう風に紹介?紀行文の形で各地の魅力を伝えてたんでしょうね。
好きな人は好きでしょう。Posted by ブクログ