岩崎達也のレビュー一覧

  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    本書は「テレビ局間の視聴率競争」というモノを“モデル”に、「様々な仕事」への向き合い方を問うような側面が在る。テレビは「限られた、最大でも“1日が24時間”を絶対に超える筈もない放送時間」で、好いコンテンツと、それを支えるCMを放送し続けなければならない。“増産”とか“売場増床”が出来るでもない仕組みで、「最大の効率」は“高視聴率”なコンテンツを送り出し続け、CMの単価を下げずに上げることを目指すしかないという訳だ…

    そういう「テレビ局の興亡を語る」型で、読む側が「或る程度の一般化」もし得る興味深い内容の本書ではあるが…他方で、本書に在るように「“日本テレビ”が始めた」と視られる、「編成の工

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    2017年04月08日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    日テレの再生の道のりをリアルに描いているドキュメントタッチの新書である。
    業界は特殊であるが、構造改革に必要な要素が随所に見られる。おそらく自分の会社の体たらくをなんとかしたいと感じている若手中堅サラリーマンには面白い内容でしょう。

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    2017年03月29日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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     ここまで手の内を明かしていいのか。まじで「ありがとうございます」って感じ。
     …でも自信があるんでしょうね、ちょっとやそっとじゃ抜き返されない。やれるもんならやってみろ的な、これはある種挑戦状だ。これを読んで奮い立たないなら、もうフジテレビやめちまいなですよ。もうフジテレビ、情けない。大好きなのに情けない。
     かと言って、フジテレビをばかにした本かというと、そうではなくてむしろ逆。がんばってくれよ、もう一度ライバルとして立ち上がってくれよという愛を感じる。

    「なぜフジテレビは凋落したか」でフジOBがフジのいけないところを指摘し、叱咤激励してくれた。この本はそれをなぞるかのように、日本テレビ

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    2017年01月31日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    この本のテーマである日本テレビで改革がおこなわれた時代、麹町にあったNTVにはしょっちゅう訪れていて、この本にも登場する方や番組にはお世話になった。だから、いろいろと知っている話もるのだが、知らなかったことも結構あった。この本にもあるが、フジの凋落や、テレビ東京の予算がなくてどうするかなどの話は本になっているが、日テレの本はあまり読んだことがなかったので、それぞれの本を読み比べると他局をどのように見ていたかがわかり面白い。

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    2017年01月10日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    日テレの台頭について描いた一冊。

    巻末にもあるとおり、フジテレビの凋落について書いた本は何冊もあるが、日テレの台頭について書いた本はなかったので、勉強になった。

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    2019年04月26日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    個々の番組は良いのに「流れ」が悪いから続けて見てもらえない。番組を商品におきかえれば、一般企業でも十分に応用可能。しかし具体的にやる子k都と言えば、他局より5分早く番組を始めるとか、人気番組の中でタレントの「重大発表」を行うとか、基本的に姑息。人から「プライドがない」とそしりを受けても勝負に勝ちたいという方に。

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    2017年08月05日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    ・視聴者にどんなニーズがあるか、と制作者ニーズではなく視聴者を見た企画にした。番組は作品ではなく商品である。
    ・自分たちが戦う相手のことを、なぜきちんと調べなかったのか
    ・外部に委託するのではなく、自分達が体験することでデータから導き出される分析結果だけでは見えてこなかった視聴者意識を体感できた。
    それにより、何気なくチャンネルを変えていると思っていたが、変える理由はきちんとあることに気づいた
    ・タイ焼きのシッポ理論:終わりを予感させずに中身が終了時まで詰まっているようにした。
    ・紙ヒコーキ理論:高いところから飛ばした紙ヒコーキが遠くまで飛ぶように、高い視聴率からスタートした番組の平均視聴率は

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    2020年01月12日