玉村雅敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読むと、とにかく東川町に行きたくなる。
そこには自分らしく生きている人たちがたくさんいて、半数以上が移住者みたいだ。行くことで、自分らしさとはなにかについて自分自身を見つめてみたい。
また、東川の文化や価値観に触れると、「拡張」よりも「収斂」「洗練」という言葉がしっくりくる。その土地・環境の強みを生かした文化・風土を形成している。それはデンマークなどの北欧にも共通した考え方であり、領地を拡大して吸収するのではなく、自国の強み・良さをちゃんと見つめたうえでいかしていく、内なるパワーを感じる。
人もほんとうは外ばかり見るのではなく、内を見なければいけないと思わせる、そんな本。 -
Posted by ブクログ
ネタバレCSV(creating shared value)の概念を、各企業の活動例も豊富に掲載することで(OnePanassonicもありました!)より分かり易く噛み砕いて解説したもの。
人間とは「人の間」と書く。人と人との間にある繋ぎ目に様々な困りごと≒ビジネスチャンスは眠る。この困りごとを、いかに「自分事化」し「能動的」に埋めにいけるか。その能動的な働きかけにより、様々な立場の人を巻き込み(みんなごとか)、活動を拡大発展させ社会へのインパクトをつける(世の中ごとか)。様々なステークホルダーとの「つながり・ネットワーク」を機能させ、共に価値を創造し、生み出された価値を「循環する仕組み」まで創るこ -
Posted by ブクログ
北海道にある東川町の魅力を現地の人の取材やグラビアなどで余すことなく紹介したガイドブック。
大自然と共存し、地下水を活かしたうどんやパンといった食べ物や木を使った家具など都会にはない魅力があると感じました。
グラビアが多く東川町の魅力を存分に感じることができました。
仕事と生活が一体となった暮らしが浸透しており、子どもと一緒に職場に居たりなど現代社会で問題となっていることへのハードルの低さが移住者を集めている一因ではないかと感じました。
また、現地での生産物を地産地消していることや定休日を設けないお店や営業スタイルなど妥協なきものを提供する姿勢も感じました。
写真の町として発展させようと約3