アニメを見て、相当興味があったので読んでみた。
アニメ版は「サイコパス」ってタイトルなんですけど、コミックス版はこういうタイトルなんですね……という感じ。
実はアニメ、2話目まで見て脱落中なので、あんまり内容をきちんと知らずに先にコミックスに手を出しました。
そのうち、DVDにまで手を出した
...続きを読むい所存ですが、なかなかそこまでは辿り着けないような気もしています。
というわけで、まず手軽に読めそうなコミックスから読んでみました。
何となく、DVDの二話目の雰囲気がこの話の仲にある感じなのかしらね……。
表紙は思い切り狡噛さなんだけど、話は完全に朱ちゃんが主人公。
朱ちゃんがシビュラシステムでの適性試験を受けて、就職先が振り分けられる……ということになった。
そんな彼女は、他に選ばれた人がまったくいなかった「監視官」という仕事を選ぶ。
選んだ仕事はこの国の平和の根幹の制度に関わる仕事。
朱はその中で、人類のすべての判断の中心となっている「シビュラシステム」によってものごとを判断されていたけれど、朱はそうじゃない判断で、被害者だった女性を救い出した。
この世界のルールでそれが正解だったのか間違いだったのかはわからないけれど、ちょっとした歪みを孕みながら、物語が成立している……。
まあ、この面子であればそれでしょうがないと思うし、その方が面白いと思うので、全然、何も問題ないんですが……。
絵にびっくりしました。
天野先生が原案だって聞いていたのですが、てっきりまったく別の絵で連載がなされているのだろうな……って思っていたんですが、大分あてが外れました。
この本、「天野先生が書きました」って言われても全く何の疑問も持たないくらい天野先生の絵だったように思うんだけど。
これって、この人の将来を考える上で、本当にいいのだろうか……?
って、読者としてのとっても些細な疑問を思いながら、読み続けてるんですけど。
とりあえず続きを楽しみに思える程度にはまだ朱の存在を許せそうです。
朱ちゃんの女子力は、「女子力!」ってほどの「女子力」じゃあまったくないけれど、女子力がないのに女子力で人を釣れてしまう系の女子力。
それが普通の女子力なら苛つかないはずの女子がイライラするから、なのでダメ……なはずでしたが。
そういう意味では、この話はいっぱつアウトなんですけど……。
物語の設定が絶対に面白いだろうと期待ができる状況なので、もうちょっと読み続けたいとは思っています。
これが面白くなかったら、こういうようなシステムを作って私がもっと面白い話を作ってあげるわ! と言いたくなるような設定は大好きです。