片野歩のレビュー一覧

  • 日本の漁業が崩壊する本当の理由

    Posted by ブクログ

    漁業についてまとまった本を読んだのはこれが初めて。何となく水揚げ量が漸減しているような話は聞いていたが、この本を読んでかなり明確になった感。

    まずその理由として乱獲があり、まだ大きく育たない魚を大量に水揚げすることで、ますます魚がいなくなる悪循環となっている。
    そして多くの問題、特に日本の第一次産業でパターンの問題が、ここでも繰り広げられる。つまり、その対応策というのはほとんど結論が出ているにもかかわらず、実行に写されないことである。
    対策とは、年間の水揚げ量を制限し、魚が大きくなるのを待つ。結果、油ののった良質な大きな魚が獲れ、ゆえに単価も上がる。またノルウェーというこの対策をとった成功

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    2017年05月24日
  • 日本の漁業が崩壊する本当の理由

    Posted by ブクログ

    世界では水産物の消費が伸びていて、漁獲高や養殖も合わせた生産量は伸びている。一方で、日本の水産物の生産量は1990年代くらいから右肩下がり。
    高齢化が進んで漁業の担い手がいなくなった?(これには本書では触れられていませんが)かと思いきや、魚が取れなくなってきたせい。確かに、言われてみると最近ホッケがちっちゃいような。。
    欧米各国では既に漁獲枠の管理手法が導入されているため、無駄に小さな魚を獲って貴重な枠を消費することもなく(小さな魚を獲らず、大きな魚を獲るための技術的な工夫が進んでいるとか)、枠が決まっているので早い者勝ちで乱獲することもない。日本もやれば良いのに、と思うことばかりが本書の中に

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    2017年03月27日
  • 日本の漁業が崩壊する本当の理由

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    既得権益の強い日本でどうやって仕組み作りをするかの議論が次なんだな。資源保護うまくいっていないのが基本だと思っていたほうがいいか。

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    2017年03月15日