阿久津直記のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「キレイな文字は、毛筆の特徴を持った文字」というのは理解していたけど、「そもそも、硬筆で線の強弱を表現するのは無理!」と思ってた。だけど、ボールペンでも適切な道具使って、起筆/トメ/ハネ/ハライに気をつければ、そういった表現は可能と。この指摘が、自分の中では一番有益な情報だった。
道具選びについては、ボールペンの油性/水性だけでなく、染料/顔料の違いによる発色の違いにも言及されてて、この話も新鮮だった。これまで書きやすさだけで、ジェットストリーム一択だったけど、ボールペン選びに新しい観点を与えてくれた。
非常に良い本だけど、前半のペン字教育へのディスが冗長で、読むべき部分は全体の半分くらい。 -
Posted by ブクログ
読んで良かった!
ペン字講座始めようかなと本気で考えていたので。
この本を読むと
「ただ綺麗な字が書きたい」というだけの人であれば
さっぱり爽快に「見苦しくない字であれば良い」と思えるようになるかと(笑)
無駄金使わずに済んで感謝。
履歴書など丁寧に書く、と言っても
下手な人が丁寧に書いても
所詮汚いです。
でもなぜ「丁寧に」書いても汚いかと言うと
結局「丁寧な字の書き方」が分からないからなんですよねえ。
…という事にこの本を読んで気が付きました。
そもそも「どういう字が綺麗に見えるか」という事を答えられない人間が丁寧にと言われて頑張ってみても頑張り方が正しくないのだから汚いに決まってま -
Posted by ブクログ
ペン字コンサルタントという肩書きを持ち、効率的にきれいな字を書く方法を伝える活動をしているという著者が、練習以前に字をきれいに書く方法を説明した一冊。
著者いわく、ペン字講座のようなお手本を真似する方法では字はうまくならないとのこと。何故かというと、圧倒的に練習時間が足りないから。
字をうまく書くポイントとしては、以下の3点。
1。道具を選ぶ(水性ボールペンで下敷きを使うのがよいとのこと)
2。字にメリハリをつける(起筆・トメ・ハライをはっきりさせる)
3。ひと手間を書ける(ゆっくり書く)
1。は少々疑問に感じるものの、2。3。は納得。
自分も字の汚さに悩んでいるが、ささっと雑に