大森隆史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自然への重金属汚染が、身体にも影響を及ぼしている。
1974年有吉佐和子の複合汚染で、告発された公害が、
引き続き、人体を蝕んでいることに 衝撃を受ける。
有機水銀汚染は、水俣病。カドミウム汚染は、イタイイタイ病。
それが、日本の高度経済成長の裏側の歴史だった。
水銀は、魚の身体に濃縮され蓄積される。
小魚を食べる 大魚が実は 有機水銀汚染をされている。
マグロ、カジキ、サケなどは、有機水銀の含量が多い。
また、乳幼児のワクチンや赤チン、果ては歯の詰め物まで、
水銀が使われているなんて、人間は学ばない動物であることは確かだ。
自閉症が、重金属汚染と関連しているのは驚きである。
アトピー性皮膚炎 -
Posted by ブクログ
本書で取り上げている有害な重金属とは、主に水銀、鉛、カドミウム、ヒ素です。これらの有害物質は、交通量の多い場所を避けたり、サケやマグロなどの大型魚を食べるのを控える等していても、私たちの体には知らぬ間に蓄積されています。
体内に入るルートとして一番考えられるのは飲料水や食べ物です。自宅に届けられる生活水は鉛の水道管を通ってくるため、水中には鉛が溶けています。また、穀物や野菜の栽培には、カドミウムなどの農薬が使用されます。本書では他にも有害物質が体内に侵入するルートが説明されており、身近なところに、こんなにもたくさんの有害な重金属が存在していることを知り絶望的になりましたが、自暴自棄にならず、で -
Posted by ブクログ
今はあまり話題にも上らない過去の公害病、イタイイタイ病や水俣病などは重金属の過剰摂取によって発症し、毒が人体にヒドい影響を及ぼす例を目の当たりにした事件でした。食品にも多くの重金属が含まれ、ニンプの時にはあまり摂らないようにと警告されている食材も多かった。マグロや鯨などの食物連鎖の上に来る動物は特に水銀他の蓄積量が多いとの事で、一般の方でもあまり摂らない方がいいらしい。しかし、漁業組合の圧力があるのかあまりニュースでは話題に上らず、マグロ漁の規制を世界で布かれると聞き、日本人は驚愕するくらいだから…重金属の接種を憂慮するなら、規制された方が良いのではないか?とワタシは思った。そんな著書の中で一