齊藤拓樹のレビュー一覧

  • 大空母時代 回天のミッドウェー
    旧式戦艦を空母に改装ってのは珍しくもないネタだが、タラント奇襲直後から日米共に徹底。予算が陸軍の暴走を抑えたい木戸内大臣を通じて陸軍の良さから出ている点と、航空五社(三菱、中島、川西、川崎、愛知)合併てのは新しいな!設計陣の人的資源とか、生産工場の効率化を考えればそれなりにつじつまあうか?そして五社...続きを読む
  • 幻の八八艦隊
    豪州を日本の同盟国とするため、英国で第二次スペイン風邪>欧州との貿易が途絶え困窮した英国が国を挙げてアヘン貿易に>豪州で反英連邦派の増長>日本の協力も有り、親日反英の豪州合衆国成立という歴史改編。
    そして、豪州に加賀型戦艦、天城型巡戦が!(翔鶴型空母も)悪くは無かったが、これ、上下刊にしたら戦闘シー...続きを読む
  • 超空母時代 日米土竜決戦
    無茶な設定の割には、なんか説得力を持って読ませる文体は個人的に好み。次こそは「大空母時代」の続巻を!欠点としては、ネタバレになるから巻頭は避けるにしても、図面は欲しいところ。そして、「実史では」「実史よりも」は文中で使って欲しくない。心地よく夢の中で酩酊できない。
  • 幻の八八艦隊
    米太平洋艦隊、日独伊豪4国同盟のうちオーストラリアのラバウルを宣戦布告無しで奇襲。
    日豪が同盟関係にあってオーストラリア海軍装備は日本軍装備のライセンス生産という設定が楽しかった
  • 幻の八八艦隊
     パロディも含めてちょっと詰め込み過ぎたきらいがあった。日豪同盟や実は存在していた同型艦というアイデア自体は悪くはなかったが、八八艦隊とするならやはり艦隊のみで雌雄を決して欲しかった。それにパロディに関してもここぞというところにさり気なくまぎれこませてこそ面白みが増すというのに、「アークエンジェル」...続きを読む
  • 超空母時代 日米土竜決戦
    下瀬火薬の改良版を登場させるとは。液化して発動機燃料にするというのも面白い。
    もともとTNTより強力、元が石油じゃなくて石炭。たしかに便利。
    火薬を元にドイツとの工業技術交流が進んでというのも良い設定。

    潜水空母はなんとも言えないけど、紫電の代わりにFW-190ベースの40mm機銃装備対艦攻撃機と...続きを読む
  • 大空母時代 回天のミッドウェー
    戦艦よりも空母。それを認識している日米。日本では航空5社が合併し開発が効率化、そんな状況でのミッドウェイ海戦。
    とはいえ、ポートモレスビー攻略が成功した以外は、ほぼ史実通りに話が展開する。

    今回の作品がデビュー作。今後の作品に期待が持てる