ジョージ・パッカーのレビュー一覧

  • 綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

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    すごい本である。現代アメリカを生きる多様な人達の姿を通じて、全く世界観が噛み合わない様を描き出す。
    大統領選挙における分断の深刻さは、この本を読むとよく理解できる。

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    2020年12月14日
  • 綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

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    第二次世界大戦後、戦場となり疲れ切ったヨーロッパ列強に変わり、
    唯一の超大国となったアメリカ合衆国。しかし、そんなアメリカにも
    変化の波は徐々に迫っていた。

    『繁栄からこぼれ落ちたもうひとつアメリカ 果てしない貧困と闘う
    「ふつう」の人たちの30年の記録』(デール・マハリッジ/マイケル・
    ウィリアムソン ダイヤモンド社)は、懸命に働いても貧困から逃れ
    られず彷徨う人々を追った30年の記録だった。

    本書も変わり行くアメリカで生きる4人を中心に時代を追った作品だ
    が、『繁栄から…』が取材者の視点が多く含まれていたのに比較し、
    本書は取材者の視点がまったくない。ひたすら対象者の

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    2017年08月23日
  • 綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

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    ラストベルトの労働者、ウォルマート創業者、サブプライムで傷をおった人、ジェイZ、ピーターティール、再生エネルギーで地域再生を夢見る人、ワシントンのロビースト、元GSの会長。
    さまざまな階層、地域の人々の人生を紹介し、アメリカがこの数十年でどういう変貌をとげてきたかを丹念に取材した良作。
    ここの人々の人生の歴史もとても興味深いが、その人の生活、価値化、コミュニティがどうかわっていったか?がとても興味深くよく描けている
    なぜ中産階級が没落し、トップ数%が圧倒的に豊かになったのか?についてはいろいろな本で語られているが、マクロな視点ではなく、ミクロ視点で、その変化で人々の生活、コミュニティがどうかわ

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    2017年04月11日
  • 綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

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    現在のアメリカは貧富の差が激しく、豊かな人は更に豊かに、貧しい人は更に貧しい生活を強いられている。。。そんな綻びかけているアメリカで、実在する人物達の人生を織り込むかのようにストーリーが展開されていく。中心的に描かれるのは4人だが、その他にもたくさんの人物が登場する。努力してもなかなか報われない世界で、希望を見失わない。挫けそうになっても力を振り絞り、何度も立ち上がろうとする人物が沢山描かれている。読んでいると陰鬱な気持ちになり、救いようが無いような気持ちになってしまうが、それでも前進しようとするこの本の登場人物たちに勇気づけられる。著者は密着取材やインタビューを重ねてこの本を書いた。嘘のない

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    2014年10月20日
  • 綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

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    アメリカは元々植民地経営社会。どれだけ、中流社会を翻弄し、空洞化してきたがよくわかる本。その中でどう生き抜くか、前を向いてチャレンジし続けた人たちの物語。ミラノ出張のお供1でした。

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    2014年10月26日